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異世界転「生」できませんでした。-俺YOEEEけどたくましく生きて行きます。-  作者: 六六-B
戦士の墓編

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迷宮三重奏

ブックマーク、レビューとかしていただけるとやる気に繋がります!本当にお願いします!やる気にね、繋がるんですよ!やる気はやっぱね、出たほうがいいですからね!ぜひね!お願いしますね!!

挿絵(By みてみん)


 第四層《動く迷宮》──


 曲がりくねった石の通路を、俺たちは進んでいた。

 見渡す限り、同じような壁、同じような床。目印も何もない。


 まさにダンジョンの「迷宮」ってやつだ。


「うーん、そろそろ見覚えのある角っこに三回くらい出会ってる気がするね」

「それ、完全に迷ってるやつだな……」


 そんなことを言い合っていたその時だった。


 カチッ。


 乾いた音とともに、リーゼロッテが一歩床を踏み込んだ瞬間──


 ガシュンッ!!


 壁の隙間から、矢の嵐が降り注いだ!


「危なっ!? リズ!伏せ──」


「……あれ?」


 パスパスパスッと矢が俺の体を貫通する。

 痛くもかゆくもない。なんせ俺、霊体だから。


「……はい、セーフ」

「……もうちょっと危機感持ってくれない?」


 しかし油断は禁物。

 次の一歩で、リーゼロッテがまたしてもカチッと音を鳴らす。


「え、ちょ、待っ──」


 床の魔法陣がぼわりと輝き、火球が飛来!


 ドゴォン!!


 直撃。


「ぎゃああああ!?燃える!燃えるぅぅぅ!!」


 霊体でも魔法は効くんです!


 その後も油断した瞬間、左右の壁がズズズ……と動き出し、俺たちを挟み込もうとしてきた。


「やばっ!これ食らったら潰れるぞ!ていうか俺、潰れるのか!?」


 ギリギリで回避。ふよふよっと浮き上がって逃れる。

 だが、リーゼロッテは壁の前で止まり、しれっと言った。


「さっきから、全部私が踏んでる気がするんだけど」

「気がする、じゃなくて事実です! てかお前トラップ感知苦手すぎ!」


 ◆ ◆ ◆


 そんなトラップ地獄を抜け、ようやく開けた空間に出た俺たち。


 ──と思ったら、待ってましたと言わんばかりにキラープラントとリザードマンが出現。


「またか!?」


「……ちょっと派手にいこうか」


 珍しくリーゼロッテが即座に戦闘態勢に。


 バギィンッ!!

 彼女のタックル一発で、キラープラントが壁にめり込んだ。


 リザードマンが悲鳴を上げる間もなく、パンチ一閃。


「瞬殺じゃねえか……」


「長居したくないからね」


 ◆ ◆ ◆


 そして、次の角を曲がった瞬間──


 ドシン……ドシン……と地鳴りが響く。


 現れたのは、巨大な筋肉と棍棒を持った亜人──


《オーガ Lv15》


 図体のデカさと、圧倒的な存在感。


「うわ……また厄介なのが……」


 リーゼロッテが小さく舌打ちする。


「コイツとは、出来れば戦いたくなかったんだけどね」

「え、なんで?」

「タフでしぶといの。まともにやると時間がかかる」


 その言葉どおり、オーガの棍棒を受け止めたリーゼロッテの体がギリギリと軋む。


「ぐっ……やっぱり、重っ……!」


 その時だった。


 ズズズズ……


 奥の壁がゆっくりと動き出し、暗闇の中に“何か”がいた。


 空気が変わる。圧が来る。


「実はこのフロアには絶対会いたくない、めちゃくちゃヤバいやつがいて…」


 トオルがリーゼロッテの奥の壁から現れた"それ"を見て言葉を遮る。 


「……そ、それって……もしかしてだけど……真っ赤な目の、めちゃくちゃデカい……ドラゴン……?」


 その言葉に、リーゼロッテとオーガが同時に振り返る。


 そして、暗闇の中から真っ赤に輝く二つの目がギラリと光った。


挿絵(By みてみん)


「ギャァァァァア!!!」


 悲鳴が三重奏となって、迷宮に響き渡った。


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