迷宮三重奏
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第四層《動く迷宮》──
曲がりくねった石の通路を、俺たちは進んでいた。
見渡す限り、同じような壁、同じような床。目印も何もない。
まさにダンジョンの「迷宮」ってやつだ。
「うーん、そろそろ見覚えのある角っこに三回くらい出会ってる気がするね」
「それ、完全に迷ってるやつだな……」
そんなことを言い合っていたその時だった。
カチッ。
乾いた音とともに、リーゼロッテが一歩床を踏み込んだ瞬間──
ガシュンッ!!
壁の隙間から、矢の嵐が降り注いだ!
「危なっ!? リズ!伏せ──」
「……あれ?」
パスパスパスッと矢が俺の体を貫通する。
痛くもかゆくもない。なんせ俺、霊体だから。
「……はい、セーフ」
「……もうちょっと危機感持ってくれない?」
しかし油断は禁物。
次の一歩で、リーゼロッテがまたしてもカチッと音を鳴らす。
「え、ちょ、待っ──」
床の魔法陣がぼわりと輝き、火球が飛来!
ドゴォン!!
直撃。
「ぎゃああああ!?燃える!燃えるぅぅぅ!!」
霊体でも魔法は効くんです!
その後も油断した瞬間、左右の壁がズズズ……と動き出し、俺たちを挟み込もうとしてきた。
「やばっ!これ食らったら潰れるぞ!ていうか俺、潰れるのか!?」
ギリギリで回避。ふよふよっと浮き上がって逃れる。
だが、リーゼロッテは壁の前で止まり、しれっと言った。
「さっきから、全部私が踏んでる気がするんだけど」
「気がする、じゃなくて事実です! てかお前トラップ感知苦手すぎ!」
◆ ◆ ◆
そんなトラップ地獄を抜け、ようやく開けた空間に出た俺たち。
──と思ったら、待ってましたと言わんばかりにキラープラントとリザードマンが出現。
「またか!?」
「……ちょっと派手にいこうか」
珍しくリーゼロッテが即座に戦闘態勢に。
バギィンッ!!
彼女のタックル一発で、キラープラントが壁にめり込んだ。
リザードマンが悲鳴を上げる間もなく、パンチ一閃。
「瞬殺じゃねえか……」
「長居したくないからね」
◆ ◆ ◆
そして、次の角を曲がった瞬間──
ドシン……ドシン……と地鳴りが響く。
現れたのは、巨大な筋肉と棍棒を持った亜人──
《オーガ Lv15》
図体のデカさと、圧倒的な存在感。
「うわ……また厄介なのが……」
リーゼロッテが小さく舌打ちする。
「コイツとは、出来れば戦いたくなかったんだけどね」
「え、なんで?」
「タフでしぶといの。まともにやると時間がかかる」
その言葉どおり、オーガの棍棒を受け止めたリーゼロッテの体がギリギリと軋む。
「ぐっ……やっぱり、重っ……!」
その時だった。
ズズズズ……
奥の壁がゆっくりと動き出し、暗闇の中に“何か”がいた。
空気が変わる。圧が来る。
「実はこのフロアには絶対会いたくない、めちゃくちゃヤバいやつがいて…」
トオルがリーゼロッテの奥の壁から現れた"それ"を見て言葉を遮る。
「……そ、それって……もしかしてだけど……真っ赤な目の、めちゃくちゃデカい……ドラゴン……?」
その言葉に、リーゼロッテとオーガが同時に振り返る。
そして、暗闇の中から真っ赤に輝く二つの目がギラリと光った。
「ギャァァァァア!!!」
悲鳴が三重奏となって、迷宮に響き渡った。
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