みんなで仲良くバーベキュー
収穫の次は食べるだー
野菜を収穫した日の夕方のことである
「さてと、この野菜を使ってバーベキューでもしようか」
「バーベキューかー、久しぶりだなー」
ルイと洋匡は夜ご飯について考えていた
「でもこの野菜って売るようでしょ?」
「いや、自分で食べる用も一様育ててるよ」
「ふーん」
「ねぇねぇー、バーベキューってなにー?」
二人が話している時にレイが元気よく聞いてきた
それを聞いてルイと洋匡はコソコソ話をし始めた
「…ルイにいちゃん、こっちにバーベキューなんていう物ないの?」
「…ない」
「へー、…迂闊に喋ったらたいへんなことになりそうだね…」
「ねーねー、何二人で話してるのー、ねーねー」
「「ちょっと黙れ!」」
「なんかひどくない!?」
嘆くレイに少しかわいそうだと思ったのか、ルイはレイにバーベキューについて説明し始めた
「バーベキューとはな、なんていうかー…網の上で食材を焼く一種の調理方法だ」
「オッケーよくわからん」
「とにかく美味しいもの!」
「理解した!美味しいもの早く食べたいー、てかお兄ちゃんは?」
「そのための食材を買いに行った」
「しっかりお使い行ってるなー」
「もうそろそろ帰ってくるはずだけど」
そんなことを言いてるとヒイロが帰ってきた
「ただいまー」
「お、買ってきてくれたか?」
「おう、ちゃっかり野菜以外買ってきたぞ」
「よし、じゃあ始めるかー」
「おー」
「じゃあまずは下準備」
「何するの」
「いうて野菜を切るだけ、ヒロマサとレイがやっておいてくれ、俺とヒイロはその他の食材をやっておく」
「「わかった」」
「よしやるぞー」
ヒロマサは野菜の準備を始めた
最近ルイの調理の手伝いをしているため、料理がだんだん上手くなってきた
「まずはナスー、半分にスパーンと、レイもやってくれ」
「りょうかーい、スパーンと」
まずナスの準備から始めた
手順は至って簡単,半分にスパーンするだけだ
「あはははは、たのしー」
「手切らないようにね…」
「あははは、あれ、もうなくなっちゃった」
「もう切れたの…早いね」
「ちぇっ」
「まぁまぁ、次は人参、輪切りにして」
「りょうかーい」
そう言ってレイは人参をスパスパ切っていく
包丁の残像が残るぐらい早く
「あたたたたたたたたたたたたた」
「北斗の◯みたいな掛け声だね…」
「えー?なにそれー?」
「知らなくて当然か…もう人参が切り終わったし…」
「もう終わりかー、次はー?」
「大根輪切り」
「オッケー、あたたたたたた…」
「がんばれー」
「……あたたた、おわったー」
「はやいなー、もう包丁使うやつないよ」
「えー、おもしろくないなー」
「まぁまぁ、あとは、キャベツを一枚一枚にしといて」
「はーい」
そう言って洋匡とレイはキャベツの葉っぱを取っていった
「ペリペリ…案外楽しいぞー、これ」
「楽しそうで何より…………もう終わった」
「あとはー?」
「もう終わりだよー」
「えー、まぁいいや、あっちは終わったかな?」
二人がルイ達に視線をやると、ルイとヒイロが頑張って下準備をしている
「ルイたちー、終わりそー?」
「もうそろそろ終わるよー、ちょっと待っててー」
「はーい」
〜15分後〜
「しゅうりょー」
「よし、早速焼くかー」
「やったー」
下準備も終わったことだし、いよいよ焼き始めた
一応ルイと洋匡はバーベキューをやったことがあるので、テキパキと焼いていった
「はい、レイ、これがバーベキューだよ」
「わー、おいしそー、いただきまーす、ん!おいしい!」
「でしょ」
「なんで焼いただけなのにこんなにおいしくなるの!?」
「知らない」
「へ?」
「俺は知らない、ルイにいちゃんに聞いてみて」
「う、うん、ねールイ、なんでこれって焼いただけで美味しくなるの?」
「あー、それはね、バーベキューってのは炭で肉を焼くんだけど、炭火で焼くと遠赤外線っていうやつが肉の表面にあるタンパク質を固めて、肉汁を閉じ込めるからだよ。あと、熱もほどよく伝わるから外パリ中フワになるんだ」
「へ、へー、そうなんだー」
「絶対聞いてないねー、まぁいいや、どんどん食べてねー」
「ん!うちの野菜も美味しい!」
「だろー、自分達で育てた野菜は美味しいんだってー」
そしてワイワイしながらバーベキューの時間は過ぎていった
なお、バーベキューが気に入ったレイが「また食べたい」と言って、ルイを困らせるのであった
俺はバーベキューそんなすきじゃない、理由、胃もたれが激しいから