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プロローグ
「…ここ、どこ?」
内海洋匡は呆然としていた。
なぜなら目の前に3メートルぐらいの扉が現れたのだ。
あと周りは見たことのない景色で。
「…これって界隈で有名な、異世界転移ってやつ?」
はいそこ、典型的な異世界転移なんて言わない。
誰でもこんな状態になったらこう考えるかもしれないけど。
そんな洋匡だがある一つの夢がある。
…洋匡は異世界で無双を夢見る男子なのだ。
小学生の時に無双系のゲームを友達におすすめされ、いざやってみたらどハマりしてしまったのだ。
それ以降、暇さえあればゲーム!3度の飯よりゲーム!みたいになったのだ。
そして洋匡にはある一つの残念な欠点がある。
それは、………脳筋なことだ。
物事に後先考えずに突っ込んでしまうのだ。
だから、後悔など一回もしたことがない。
…なぜなら考えないから。
だから今回も、
「…まあ、ここにいてもなんにもならないし、先に進んでみるか〜。」
また後先考えずに行動を始めた。
ただ今回はある一つの考えがあった。
異世界で無双したい。
そういう願いのもと、扉を開けたのだった。
人生初の小説投稿、お手柔らかに。