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イケメンセレブと普通女子

作者: 華月

何番煎じかの王道設定、王道展開です。

楽しんでいただければ幸いです。





全身が映る姿見を覗き込みながら、身だしなみを整える。

スカートは2回曲げて少し膝より上の丈に。

ブレザーは前のボタンを外し、カーディガンが覗くように。

BBクリームとアイブロウ、粘膜部分だけを埋めたアイラインと、ビューラーでまつ毛を持ち上げて、チークをうっすらと塗り、色つきリップで薄くメイク。

メイクは校則で禁止されているけれど、詳しくは『華美な装いは厳禁』なので、これくらいの薄いメイクはほとんどの女子がしている。

髪は染めず、生まれつきの地毛のままだ。

一部の派手な女子は髪を染めたりピアスを開けたりしているけれど、それは一部だけなので真似をする必要はないだろう。


学校は、社会の縮図だと思う。


周りに合わせて、大多数に含まれれば、空気が読めないと眉をひそめられることも、ノリが悪いとからかわれることもない。

……別に、今までの学園生活でいじめられたとか、なじられたとか、そういうわけじゃない。

でも私じゃなくて私以外の子がそんな言い分で責められているところを見たことは何度もあるし、イジメや嫌がらせなんてものが集団生活で起きないことの方が珍しいというのが一般的な解釈だろう。

だから、私は“普通の女子生徒”を目指す。

地味すぎず派手すぎず、周囲に馴染み、浮かない女子生徒を。

主役になれない、けれど背景として存在しなければならない、ある意味重要なモブに。


家を出る前にはお母さんとお父さんは仕事に出かけている。

朝ご飯はトーストを一人で食べ、仕事に行く前にお母さんが作ってくれたお弁当を持つ。

家には誰もいないけれど、空っぽの家に向かって行ってきますと声をかけるのは、いつものことだった。

返事なんて、いつからか聞いたこともないけど、そういう家庭は珍しくもなんともない。

むしろ帰宅する頃にはお母さんが仕事から帰っていて、夕飯の支度をしてくれているだけ恵まれているだろう。

行ってきます、に言葉は返ってこないけど。

ただいま、にはしっかり言葉が返ってくるのだ。



「おはよう」

「あ、おはようしーちゃん」

「おはよー」


教室に入り、挨拶をすれば既に登校していた子たちが返事をくれる。

しーちゃん、というのは私のあだ名だ。

清水詩織(しみずしおり)、だからしーちゃん。実に安直。

入学してすぐ、声をかけてきたこのクラスの中心に近い、少し派手目な女子生徒が声をかけてきたとき、「じゃあ、しーちゃんだね!」なんて言い出したのがきっかけだ。

ある程度会話をする女子はしーちゃんと呼んでくるし、それは別に、嫌いじゃない。


「ね、ね、しーちゃん!」


自分の席にスクールバッグを置いて、バッグから荷物を取り出す。

といっても教科書類はすべて置きっぱなしだし、筆記用具とかファイルとか下敷きとかスマートフォンとか、それくらいしか入ってないけど。

引き出しに入れようと少ない荷物を出していれば、私にしーちゃんとあだ名をつけた女子生徒が声をかけてきた。

その目はキラキラと輝いており、顔のすぐ横で両手を組んで可愛らしいポーズをとっている。


「昨日!龍宮寺様とデートだったんでしょ!?どうだったの!?」


今朝はいつもより視線を感じると思っていたが、気のせいではなかったようだ。

龍宮寺様──もとい、龍宮寺颯斗(りゅうぐうじはやと)

私の、彼氏である。


「どうって、普通だよ。ちょっとお茶して、買い物して、あとはお家でDVD観てたよ」

「やだステキ〜!ね、ね、もうちょっと詳しく!」

「詳しくって言われても……」


これ以上詳しくは言えないのだ。

もうちょっと!とつめよってくる彼女には悪いが、本当にこれ以上のことはない。

どうやって誤魔化そうかな……。


「──詩織」


頭を悩ませていれば、まるで天啓かと思うほどのタイミングで聞き慣れた声をかけられる。

途端に女子生徒はさっと顔を青ざめさせ、慌てた様子で私から距離をとった。

そんなあからさまな反応しなくても、とって食ったりしないのになぁ。


「はーちゃん、おはよう」

「おはよう。……どうした?」


はちみつ色の髪はキラキラと輝いていて、毛先はほんの少し遊んでいるのかと思うほど、しかし自然にはねている。

ダークブラウンの瞳は、すっと細められ、私につめよっていた女子生徒に向けられた。

心地よい声色だけれど、それは実は私にとってだけらしく。

先程まで浮ついた様子の教室内は、重苦しい雰囲気がただよっていた。


「何でもないよ。ね、はーちゃん、私ジュース買いに行きたいな」

「……何でもないなら構わねぇ。そうか、何がいい?」

「んー、付き合ってくれる?一緒に選んで」

「詩織が飲みたいのを俺が選ぶのかよ」


再び私に視線を戻し、彼はふっと口角を緩めた。

ちなみに、はーちゃんと言うのは私だけが呼ぶ彼のあだ名だ。

ほかの人がはーちゃんなんて呼ぼうものなら、彼と彼の周りの人に物理的にも社会的にも抹殺される。……なんて噂があるので、私以外誰も呼ばない。

別にそんなこと誰もしないのにな。


龍宮寺颯斗。私の彼氏。

付き合い始めたのは、高校に入ってからだ。

それまでは噂しか聞いたことがなく──けれど私のようなモブにも伝わるくらい、噂自体は多かった。


金髪茶目のイケメン。

家が財閥家らしく、とんでもないセレブ。

頭が良くて、運動神経抜群。

これだけ聞けば、どこぞの王子様だと言いたくなった。

けれどその噂には続きがあって。

曰く、暴力団員と知り合い。

曰く、日々喧嘩に明け暮れている。

曰く、学校だけではなく、他校にも舎弟がいる。

曰く、家がセレブだから、教師達は何も言えず好き勝手にやっている……などなど。

イケメン、セレブ、以外の噂はまあひどいものだった。

でも結局イケメンセレブに弱い女子が多く、大半の女子は彼のことを龍宮寺様と呼ぶようになっていて。

私も周りに合わせるよう、龍宮寺様と呼んでいた。

悪い噂のほうが多く、当然私も噂しか知らなかったため、出来る限り近づかないようにしようと思っていた、のだが。

どうしてそんな人と恋人、なんて関係になったか。

それは語るには特にめちゃくちゃ深くも何ともない理由がある。


彼の秘密を知ってしまったから。

そしてその秘密は、私の秘密を共有するにもってこいだったから。

そして──気がついたらなぜか恋人になっていたミステリーは、恐らく行く先々で事件を呼ぶ名探偵にも解決出来まい。



それは入学間もない、四月のことである。

高校では友だち、と呼べるほど親しい子もまだ出来ていなくて、その日、私は学校帰りに一人で買い物に出かけていた。

地元から離れた場所だったし、知り合いなんて誰もいないと油断していたところもある。

目当ての商品を見つけ、それが最後の商品だと喜び手を伸ばした瞬間──横から別の手が伸びてきて、商品の上で重なった。

どこのラブコメか、なんて思うことは無い。

なぜならここは戦場だから。

戦利品を私から奪おうなどといい度胸だな!?なんて思いながら顔を上げた、先にいたのが彼なのだ。

伊達なのかメガネをかけ、マスクをし──制服姿で。


「……龍宮寺様?」

「っ」


彼のことは何度か見かけたことがある。

だからすぐにイコールで繋がったのだけれど。

問題は、どうして、彼が、()()にいるのかということ。

だってここは──某有名なアニメグッズ専門ショップなのだから。

置いてあるのはアニメグッズ、CD、DVD、マンガ、ライトノベル。

大型ショップなので品揃えは豊富で、今胸アツ話題沸騰中の作品から、少し熱が冷めかけたけどまだまだ根強い人気を誇る作品、もう一部玄人しか楽しんでいないようなマイナーな作品などなど。

ちなみに私がいるコーナーは今個人的にイチオシの、可愛い高校生女子がアイドルとして活躍する、という音ゲー発祥の作品コーナーである。

そして私が手を伸ばしていたのは推しキャラのグッズ。

つまり彼は──龍宮寺様は──我らの同志なのだ。


「店員さん、すみません」

「はい、どうされました?」


店員さんに声をかければ、びくりと彼の肩がはねた。

若干顔が青ざめてみえるのは、秘密をバラされると危惧しているのだろうか?

だったら制服で来なければいいのに……。


「これ、もうひとつありますか?」

「こちらの商品ですね、少々お待ちください」


店員さんが在庫を確認してくれたところ、あと数個だけ残っていたらしい。

にこやかな店員さんの名札にはジャラジャラついたとストラップやらシールやらでデコられていた。

可愛い。


「はい、どうぞ」

「……え、これ、」

「今日、発売日ですもんねぇ。まだ残ってて良かったです」


そう、この目当てのグッズ。

今日から新発売された、推しキャラが私服でポーズを決めているアクリルスタンドなのだ!

しかも書き下ろし!これはもう買うしかない!と財布を引っ掴んでここまできたわけである。

呆然としている龍宮寺様の手にあったカゴにグッズを置き、もう少し店内を物色する。

龍宮寺様ってイケメンセレブヤンキーかと思ってたけど、アニオタなんだー。

カゴの中には話題の作品グッズから少し前に流行った作品グッズ、長年に渡り愛されている作品グッズと本日発売のマンガとライトノベルが入っていた。

重そうな上にかなりの量だ、羨ましい。


それから目ぼしいものを物色し、会計を済ませてお店を出た瞬間──待ち伏せしていたらしい龍宮寺様にあっさり捕まり連行された。

こじんまりとした喫茶店で他にお客さんの姿はない、レトロ感溢れるお店。

だけど店のあちこちに某喫茶店を舞台にしたアニメグッズが置かれており、ここの店長は我らの同志なのだと理解する。

あからさまなグッズではなく、作品に出てきた動物に模したぬいぐるみだったり、作品で使用されていた食器だったりカトラリーだったり……見る人が見ればすぐにわかるというもの。

というかそもそも内装がそれを真似ている。

同志以外にも気軽に入店できるようにと配慮されたものだろう。


「……で、なんでしょう」

「同じ学校のやつ、だよな?」

「そうですよ。まさか龍宮寺様がオタクだとは思いませんでしたけど」


注文したミルクティーが届き、それを口に入れる。

美味しい。今度からショッピング帰りはここに寄ろうと決めた。


「その、このことは誰にも言わないでくれないか……?」

「もちろん。この趣味、堂々と公言出来ないですもんね。龍宮寺様は特に」


恐る恐る、といった様子でかけられた言葉は予想していたもので。

まぁね、さすがにね、セレブイケメンヤンキーの実情はアニオタだった!なんてね。

世間体を気にするよね。どうせ言っても誰も信じないだろうけどね。

モブ女子がイケメンヤンキーの秘密をバラまいたところで、龍宮寺様の悪評を流す輩め!とかなんとか言って闇討ちされそう。


「それに、私は同担拒否ではないので。……見ましたかあのアクリルスタンドどちゃくそ可愛い」

「それな」


顔を手のひらで覆っていたかと思えば、すっ、と顔を上げて同意される。

ちなみに眼鏡はやっぱり伊達らしく、お店に入ってすぐにマスクと共にテーブルの隅に追いやられている。

親指を立ててサムズアップすれば、龍宮寺様も同じくサムズアップしてくれた。

実はこれ、作中で推しキャラが良くしてくれるポーズなのだ。

袋から取り出したアクリルスタンドのポーズも、片手を腰にあて、もう片手でサムズアップしているというもの。


「……可愛くない?可愛くない?控えめに言って天使じゃない?女神?」

「控えめに言って女神様だろ。マジ神かよ死にそう死んだ……」

「マジもう可愛すぎて同じあだ名であることがものすごく申し訳ないと同時に、同じあだ名付けてくれてありがとうございますと拝みたくなる」

「……しーちゃん?」

「イエス、アイムしーちゃん。名前は違うけどね、あだ名はしーちゃんなのですドヤッ」


推しキャラの子は、作中でしーちゃん、と呼ばれている。

もちろん、ファンたちも同じくしーちゃん呼びだ。

だからこそ唐突につけられた私のあだ名しーちゃんは、呼ばれるたびに「あ!今!推しが呼ばれてる!」と幸せな気持ちにしてくれる幸せな呼び方なのだ。

私!しーちゃんの名前を広めてる!?みたいな。

……おこがましいですかそうですかすみません。


「じゃあ、アンタの名前は?」

「清水詩織です。だからしーちゃん」

「同じ苗字かよくそうらやま」

「ドヤァ」


そう推しキャラの子の苗字が清水であり、作中のしーちゃん呼びはそこから来ているのだ。

同じ苗字に生んでくれてありがとう!!!!と何度お母さんとお父さんに拝んだことか。


「俺は龍宮寺颯斗。どの作品にも同じ名前はいないのが辛い」

「龍宮寺、って名前自体は王道ですよね乙ゲーとか乙ゲーとか」

「乙ゲー以外ねぇのかよ」

「……少女漫画?私少年漫画派なんで知りませんけど」


でも良く考えたら、この人結構乙ゲー攻略キャラっぽい設定なのでは?


「……金髪イケメンセレブでヤンキーとかどこの乙ゲーの攻略キャラですか?」

「それな。てかなんだよヤンキーって……俺なんもしてねぇよ……金髪だって地毛だし、別に家の権力使って好き勝手なことしてねぇし!なのになぜかいつの間にか増える自称舎弟ども」


どうやら彼は彼なりの悩みがあるらしい。

驚くことに金髪と毛先のはねは昔かららしく、地毛が金髪なのは、お祖母様がハーフで金髪、お父様も金髪っぽい色で、お母様がフランス人だからなのだとか。


喫茶店で美味しいお茶を飲みながら話を聞いているうちに時間はどんどん経っていき、お母さんから「どこで何してるの?夕飯はいるの?いらないの?」とメッセージが届いてからすっかり遅くなったことに気がついた。

どうせならもう少し話を聞いてくれ、と頼まれたのでお母さんに夕飯は要らないと返信し、晩ご飯としてパスタを食べながら話を聞いていた。

オタク趣味にお家の人は寛容らしく、しかしお家の人がオタクではないので語る相手もいない。

当然学校でオタク趣味全開にするわけにもいかず、ネットで語る以外にリアルで話す人がいなかったようだ。


定期的に語らせてくれ!とがっしり腕を掴まれれば断ることも出来ず、というか私も語りたかったので大賛成で。

電話番号とメッセージアプリのIDを交換し、もう夜も遅いからと家まで送ってくれた。



───ということを何度か繰り返していたらなぜか恋人になっていたミステリー。

いや、確かにだんだんスキンシップ激しくなってきたなー、とか、なんかよく二人で出かけるなー、とか、周囲の目が暖かいなー、とか思ってたけど。

愛読している少年漫画で推しが問答無用で死んだ時にえぐえぐと泣いていたら、慰められてキスされて。

何すんだこいつ、と抵抗して初めて認識の差があったことを理解した。

彼の中では、私が彼をはーちゃん呼びし、学校でも時々話すようになった頃……つまり結構前から……付き合っていたつもりだったらしい。

そういえばはーちゃんの家、つまり豪邸に遊びに行った時は、はーちゃんだけではなく使用人の人たちもソワソワしていたような。

何度か遊びに行った時になぜかご家族を紹介されたのは、はーちゃんの中で彼女を紹介していたつもりだったそうだ。

はーちゃん曰く自称舎弟の人たちも「あ!姐さん!おはようございます!」とか頭下げてくるし。

自称舎弟の人たちの中でもはーちゃんの彼女イコール私、になっていたそうだ。

つまり。

外堀完全に埋められてオワタ。

もう一回触れるだけのキスをしてから、にっこりと笑われ「もちろん付き合うよな?」って言われた時に断る方法を誰か教えやがれください。


……まぁ、はーちゃんと一緒にいるのは楽しいし、手を繋がれたらドキドキするし、嫌じゃないから付き合うことになったんだけどね。



だから昨日のデートの説明は、間違いではない。

はーちゃんが抽選を勝ち取ったアニメコラボカフェで推しキャラが互いに出るまでちょっとお茶して、推しキャラがお互い比較的すぐに出たのでふわふわした気持ちのままアニメグッズショップで買い物をして、どうせなら一期から見返そう!とはーちゃん宅でDVD鑑賞して騒いで。

夜遅くになったので夕飯にお呼ばれして、家まで送ってもらったのだ。

詳細は省いたけど間違いじゃない。

逆に詳細きぼんぬされても困るんだけど。


「ところで詩織」

「なに?」

「今週号の一コマについて話がしたいので帰りにお茶していきませんか」


小声で、耳元で囁かれた言葉。

確かに今週号のあの作品のあの一コマには物申したいことがあったのでむしろ大歓迎である。


「……喜んで!」

「おし、そうこなくっちゃな」


にっ、と白い歯を見せて笑うはーちゃんは、やっぱりイケメンで。

たまたま近くにいた女子生徒がポーっと頬を赤らめたけど、中身がオタクで語りたいだけだと知ってもなおその反応が出来るか実験したいものだ。


まぁ、はーちゃんがオタクだってことは。

知ってるのは私だけでいい、かな。

※作中で登場する、ほんのり匂わせたアニメ作品等はすべて創作です。



『登場人物』

清水詩織(しみずしおり)

周囲から浮かないように、周りに合わせ、その他大勢の一人だった。

あだ名はしーちゃん。

オタク。

推しキャラと同じ苗字、同じあだ名なので喜んでいる。

同志見つけた!語れる!と喜んでいたら、いつの間にか恋人になっていたミステリー。

“龍宮寺様の彼女”ポジションになったため、その他大勢から外れたことに気づいていない。

そこら辺にいる、美人でもブスでもない容姿。

なんだかんだで颯斗のことが好き。


龍宮寺颯斗(りゅうぐうじはやと)

イケメンセレブヤンキー。

イケメンセレブは認めるけれど、ヤンキーなのは解せぬ。

別に喧嘩なんてしてないし校則堂々と破ったりもしてないのに、地毛の金髪のせいでヤンキーっぽくみられやすい。

自称舎弟が着実に増えているのが怖い。

実はオタク。

家族はオタク趣味に寛容なので、自宅が唯一興奮して騒げる場所。

詩織に初めてバレた時は社会的に殺されると密かに怯えた。

話しているうちに詩織との語りが楽しくなり、着実に外堀を埋めていき彼氏ポジションに。

詩織のことが好き。

両思いだと思っていたら「え、同志でしょ?」と言われて恥ずか死するかと思った。

でも諦められずグイグイ押してたら、なんだかんだで両思いに。

心の中で詩織のことは「俺の嫁」呼び。

詩織だけが呼ぶはーちゃん呼びに毎回脳内パラダイス。

詩織以外がはーちゃん呼びしたら物理的にも社会的にも抹殺しようと企てている。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 素晴らしい。続きが読みたいと思える作品でした。
[一言] 勇者になった婚約者のように連載版がとっても読んでみたいですー! 作者様のかかれるヒーローがとても好きです。 楽しいお話ありがとうございました!
[一言] 控えめに言って神作、続編希望 (ムーンに持ってってくれるとなおよ…げふんげふん)
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