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異世界だから頑張るんです!  作者: 弱気
異世界来たー
3/3

初モンスター!

今自分は…女性と2人で森で夜を過ごそうとしている…彼女の名前は金森かなもり 亜紀美あきみさんだ…俺はあきさんと呼んでいる、そして今はこの世界に召喚されて初めての夜を森で過ごしている…何故こうなったのかというと、浮かんで城みたいなところから抜け出していた時、何かが切れるような感じがした後いきなり落ちていきそして森の中に落ちた、もしかしたら城からの捜索隊が来る可能性があったのですぐさま今まで飛んでいた方向に今度は歩いて逃げていた、


一応自分の今のステータスを見ることにした…今回は何も言わずに手のひらから紙をステータスの紙を出した、あきさんは驚いていたが気にせず確認…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ステータス

名前 佐川 敏弘

Level 1 HP250/250 MP36/100

性別 男

種族 人間

特典スキル 削り取る者

固有スキル ウィンド支配者マスター

スキル 風魔法(Level 2) 暗示(Level 1)

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だった、やはり落ちた理由はあのフワフワする魔法(命名エアライド)を持続させるためのMPが切れたためであった…それにしても暗示ってなんだ?あれか?自分は強いと思ったら強くなる的な…うーむ、分からぬ…しばらくすると紙は徐々に透明になり、最後に消えていた、不思議だなーなどと考えているとあきさんがどうやったのと聞いてくるので教えてあげたら彼女の手のひらから紙が出てきてそれを横目から見て見た


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ステータス

名前 金森 亜紀美

Level 1 HP150/150 MP80/80

性別 女

種族 人間

特典スキル 遅刻者

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


だった…あきさんには普通のスキルがないらしく、がっかりしていたし、固有スキルの事も聞かれたが適当にみたらあったと答えている、そしてまたもやよく分からないスキル…遅刻者?あきさんは遅刻をした事もないらしく、意味がわからないらしい…


そんな中で彼女のスキルが分かった時があった…森を歩いているとたまに動物が出て来る…そう出てきたのだ……いきなり熊が!そしてあきさんが襲いかかられたのだが…敵が何故か遅い

意味がわからないとその時はお互いに目合わせていた、熊に襲われてるにもかかわらず、とりあえず熊は俺の風魔法で倒しておきました!殺傷はしてない、


とにかく、多分あきさんの特典スキルの遅刻者は自分に害のある相手を遅くするんだと思われる、実際彼女に襲いかかった熊は遅くっていたから…たぶん

などと思いながら歩いてると日が暮れてきたので、そこらへんの洞窟で休む事にした、そして今に至る…


もちろん、何もない明かりもないから心が押しつぶされそうだ…暗闇は人を不安にさせると聞いたことある…お腹も空いた、喉も渇いた、死にそうだ、などと考えていると彼女が

「敏弘はこれからどうするの?」

「…ど、どうしましょうか?と、取りあえず食べ物どうするか決めませんか?」

さっき自分はあきさんと呼ばせて貰っていると書いた…だが実際は心の中でだ…そう、今の今まで自分は…緊張していた

だってそうだろ!久しぶりの会話なのだ!前の世界で会話したのなんて学校に通う時に挨拶するおばちゃんぐらいだ!


「確かに…お腹すいたもんね〜、それと今更だけど、なんで私たちだけ洗脳みたいなのが聞かなかったんだろうね?」

「そ、それは…どうしてだろう?」

それもそうだった…何故俺達だけ聞かなかったのだろうか…俺は多分普通の人は元の世界→異世界でこの→の時にあの洗脳みたいなのをつけられ、俺は元の世界→女神様の所→異世界だったので多分ならなかった…だと思う、確定ではないけど、だがあきさんは何故ならなかったのだろうか…

「うーん、考えてもわからないよね〜でもよかったよ、1人だけ洗脳されてませんでしたじゃなくて、今だけは敏弘を頼りにできるよ!」

何かが心に刺さった…

そう、今だけなのだ…自分が頼りにされるのは、そして今だけ良いように当てにされてるのだ、考えて見たらわかる事だった、もし俺とあきさんだけではなく、その他にもう1人クラスの誰かが洗脳にかかってなかったとして、そんな時、俺とその人だとあきさんはどちらについていったのだろうか…

例えばクラスの人気者の佐藤さとう 大輔だいすけだったらどうだろうか…

きっと自分じゃなく佐藤の方にいった事だろう、所詮自分は偶々自分と同じように洗脳にかからなかった奴としか見られておらず…良く言えば頼られているだが、悪く言えば…良いように使われてるだった…そう思ったら怒りが湧いてきた、今まで無視され続けてきた怒りが…今だけ良いように使われようとしている事に…確かに無視されていたのは元々自分のせいだ、でも俺はそんなに良い人ではない、

無視されてたのなら、これまでだって…これからだって無視してきたやつを助けたり出来るだろうか、優しく出来るだろうか、答えは…無理だ、嫌だ、そんな事出来るわけない、もしかしたら自分はこの状況に喜んでいたんだ、自分が今頼られている、自分が必要な人がいるなんて思っていたんだ、でも…改めてあきさんの言葉を聞いて思った、所詮自分は今まで嫌われてきた存在でそしてこれから良いように使われようとしている存在だ…


「うん、今だけ頼りにしてくれていいよ?所詮俺は今だけだからね、何しろ俺の様な奴と一緒にいるのも嫌だろうし、街に着いたらそれからは別行動を取ろう、もしかしたら今から城に戻るのもいいかもね、街に着いたからと言って衣食住が手に入るかは分からないし、それなら城に戻って確定された生活するのもいいかもよ?俺は嫌だけど」


怒りで緊張もなくなり、そしてきつく言ってしまったと言った後に気づいた…だが気づいたからといって怒りが収まるわけではない…

「…いや!私だってあんな所嫌よ!何が好きで戦争なんかに行かなきゃいけないの!せっかく逃げだせたのに!これから仲良くしようと思ったのになんでキレららなきゃならないの!」

「だったらなんで今更なんだよ!なんで今更仲良くしようとするんだ!…前の世界なら…前の世界でなんで仲よくしてくれなかったんだよ!」

「そ、それは…敏弘に変な噂が…」

「だから嫌いなんだ!だから嫌なんだ!所詮はこういう状況だから!仲よくしようとしてるだけだろ!例えばこんな状況でも!こんな状況でも俺以外の奴が俺達みたいだったら俺についてこなかったはずだ!違うか!」

「……」

彼女は無言だった…当たり前だ、嫌われ者の俺よりも確実に違う方に行ったのだろうから、

「何も言い返せないんじゃないか…だから俺はお前達が嫌いなんだ!もう…」

「もう今更なんだよ!」と言おうとしたその時、洞窟の入り口の方から音が聞こえた…

頭がフル回転した、まずこの音が人が来ている音か、それとも違う生き物が来ている音か、そしてこちらにきている理由…大声で叫びあっていたせいかそれとも…ここがこっちに来ている生き物の【住処】だったのか…

そう考えていると何か自分より1.5倍ありそうな太った醜い生き物が見えた…そう、こいつはよく物語なので言われるところの…オークだった、

自分と話し合っていたあきさんは少しでもオークから離れる為に洞窟の奥の方に行ったが、それでも奥は壁がすぐそばにあるだけで結局は追い詰められている事に変わりはない…どうするべきかと考えていると、オークが先に動き出し、こちらに大きな手を上げて攻撃して来た!


武器を持っていない事が分かるが、それでもその手を食らったら多分動けなくなるだろう…と見て分かることを考えながら俺はなんとか回避しようと後ろに飛び込んだ、と言っても運動もそんなに出来てなかった俺は飛び込むと行っても後ろに走ったといった方が正解に近いが、回避には成功してるからいい…それにしてももう後ろに投げることは出来ない…逃げたら結局壁に阻まれるだけだし、後ろにいるあきさんにも影響が…流石にさっきケンカしてるからと言っても流石に人が死ぬのは無理だ、なら自分がなんとかしなければ…そう考えた自分は早速オークに向かって魔法を撃つ…手の平をを相手に向け

ウィンドボール!」

オークに当たった風の球は綺麗に腹に当たった…だがちょっとよろめいただけで全然ダメージになってないのは見てわかった…

「こいつ…固すぎ!」

そう言ってオークがまた腕で攻撃して来るのでそれを横に回避…

その後も風球を放っては回避するのループをして何か方法がないかと考えた…とっさにゲームなどで見た風で作った剣なんかを考えたが予想以上に想像が出来ない…まず近づいた瞬間掴まれるのがオチだろう…風球の威力をあげる?どうやるかわからないしもしかしたらこれが最大火力かもしれない…そして考えてるとふと自分の特典スキルの【削り取る者】を思い出した…


これは結局どうゆう能力なのだ…そう思いながら風球をオークに放つとオークの足に当たりオークが倒れた…最初はダメージが蓄積されて疲れたのかと思ったが…ここぞとばかりに放った風球を敵がガードした時、そのガードした腕をオークが不思議そうに見ていた…未だに立たないオークに、もしかしたら!と思った…


そして立ち上がらないオークにもう片方の腕に風球を当てた、すると敵のオーク…腕を上げなくなった…多分上がらないのだろう…今まで俺は胴体ばかりを狙っていた…その方が効きそうだからだ…だが今回風球で狙ったオークの腕や脚は当たった後に機能しなくなっている…つまり俺の【削り取る者】はきっと相手の当たった所を動けなくするのだろう…胴体に当たってもこの能力が発動しなかったのは…きっと、腕や脚の四肢にしか効果がないのか、それとも俺のレベルが足りてないかなどちらかだろう…四肢にしか効果がない時は残念だがそれでも使えるのには使える、そう考え相手の最後に残った脚に風球を当てて動けなくした


…なんか、グロだ


能力のせいで四肢が動かなくなったオークとそれを見下す俺…それでもいつ動き出すか分からないのでどうやってトドメをさすか考える…今のこいつはまな板の鯉…俺にどう調理されるか分からない豚だ…こう見ると全然怖くない…そしてどう殺すか考えていると後ろからあきさんが声をかけてきた


「これ…どうなってるの?キモいんだけど…」

などと言って近づいて言って危ないと言おうとした時いきなりオークが片腕と片脚でなんとか立ち上がり、最後の力とばかりにあきさんに攻撃しようとしていた!

その時、身体が勝手に動いてあきさんを突き飛ばしていた…そしてそのまま俺はオークの腕に…攻撃されなかった…よく見るとオークはスローモーションになっており、今日の昼に起こった事を思い出した…そう熊だ、熊に攻撃されそうな時敵の攻撃が遅くなる…今更思い出し恥ずかしくなった…そして遅い攻撃を回避した…だが驚いたのはこの後だった、遅くなった腕が地面に当たった時にその遅さからは考えられない大きなくぼみができた…きっとこれは、遅くは出来るけど威力は変わらないんだろうなと理解した…そしてそれは攻撃が終わったと共に遅くなるのは解除される…そうゆう能力なのだろう



とりあえずまた動かないように全ての四肢に風球を当てた…


なんだろうか…毎回思うこの感じ

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