とある僕の物語
これは小説ではなく歌詞となっております。しかし特別な表記をしていないのでただの詩だと思って読んでください。もしよければ、私の中でイメージしている曲調の変わり目など探してみてください。
とある魚はこう言った
「僕が目になろう僕が目になろう」
とあるアヒルの実の実は
きれいな白鳥の雛だった
なら
僕は何を訴え何になるのか
みんな
はじめは同じなのに
僕とあいつらではなにが違うんだろう
とある僕は一人ぼっち
周りと違って浮いていた
とある僕はいじめられっ子
馴染まないからいけないんだと
あいつらだってそうだった
初めは一人だけ浮いていた
なのに魚は言わば英雄
アヒルは天使へと変わってく
僕には
あいつみたいに勇気なんてない
僕は
いつになったらほら
美しい羽が生えて飛び立てるのねえ
とある僕の物語
とある僕はいつしか
とある大人へと成長した
とある子どもはいつのに日か
とある教師に成っていた
見つけた
一人ぼっちのとある男の子
僕は
僕と似たあの子に
僕と同じ道選ばせたくなかった
とある僕には勇気がなくて
夢だけみては何もしないで
とある幸せは遥か先で
迎えにきてと願ってた
とある教師のとある僕は
とある日なかった勇気を出し
とある男の子に話しかけた
君にはまだ可能性があるんだ
だから諦めないでよね
とある僕はとある日々に
変わることはできなかったけど
とある今になりやっと言えた
自らの手で羽を身につけた
とある僕の物語
そして始まるとある物語
それからまたとある日々続き
とある男の子は成長した
とある青年のとあの子
とある有名な人になっていた
とある男の子はとあるあの日
とある先生のとある言葉を
とある今でも覚えてる
とあるそれが僕を変えたから
とあるそれが僕を導いたから
とあるとある物語
また引き継がれたとある物語
とある僕の物語
いかがでしたか、とある僕の物語は。皆さんも絵本を読んで現実はこううまく行くわけないじゃないかと思われたことが一度はありませんか。私はしょっちゅうあります。自分で書いてても思います。
しかし、なんの努力もせず突っ立っていて絵本の中の人々動物は幸せを手にいれたわけではありません。辛い時こそ頑張る気持ち、逃げない勇気、思いやり。当たり前のことだけど今一度確認してみたいこと。誰でも成功するわけじゃない。でも、やらずに諦めたって後悔するだけ。私はそう思いこれを投稿しました。
なんてカッコつけてますが、始まりは最初のワンフレーズが思いついただけなんですけどね。
ここまで読んでいただきありがとうございます。ではまた。
2013年9月11日 春風 優華