ショートホラー ある日の楽屋
掲載日:2026/10/17
短いです
よろしくお願いします
「今日はお疲れさま」
「お疲れさま」
「ゲストが大物ばかりでホント疲れたよね」
「あなたがソレ言うの?」
「あたしが?まさかあたしが大物の一人だと?あり得ないじゃない!あなたの方こそ大物でしょう?」
「からかってるの?そりゃ私は新人とは言わないけど、大物ではないわ」
「ふふっ。お互いそうね」
「そうね、私たちは良かれ悪かれ中間層ね」
「そうね、大物と新人ほど大事にされないし、逆に空気を読めって厳しいこと言われるし」
「そうね、私たちは芸人じゃないってのに」
「ホントよね、あたし達に何を期待してるのやら」
「まあ、アイドルでもないけど」
「アイドルのなり損ない?アイドルのなれの果て?」
「いやだ、私はまだなれの果てになりたくない」
「あたしもそうよ」
「「あはははは」」
「がんばろうね、あたし達」
「がんばろう。私たち」
「ねぇ、あなたさっきから鏡に向かって何一人で喋ってるの?」
「そういうあなたは、誰?」
「あなたも私たちの仲間に入る?」
「あたし達と楽しくお喋りする?」
「マ、ママ、マネージャーーーーーっ!」
「行っちゃったね」
「行っちゃったわ」
「じゃ、お喋りの続きを……」
「そうね続きね……」
了
ありがとうござ




