【業火の魔女編:歓迎】
はじめまして、えす椎名と申します。
ずっと書きたかった物語を、思い切って投稿してみました。
この作品は、
「なりたくなかったのに魔女になってしまった子」をテーマにしています。
シリアスもありますが、最後はちゃんと光が射す物語にしたいと思っています。
不慣れな部分もあると思いますが、
少しでも楽しんでもらえたら、それだけで幸せです。
どうぞよろしくお願いします。
もぞもぞと動く炎が、ふわふわと宙へ飛んでいく。
まるで「ようこそ」と言っているみたいで、思わず面食らう。
思ったよりも歓迎されているようだ。
「これは……ついて来いってこと?」
炎のまるいもの――炎玉?に着いていくと、部屋のような場所に辿り着いた。
扉の前には侍女が立っていて、恭しく扉を開いた。
「わぁ……!」
部屋は赤やオレンジで統一され、炎を思わせる色合いがお城の雰囲気によく合っていた。
炎しかないと思いきや、家具のデザインは私好みで、
──こっそり私の好みを調べたのか?と思ったほどだ。
「こちらがフィア様のお部屋でございます」
侍女がそう告げる。
これが……私の部屋?
あまりにも歓迎されていて、逆に裏があるんじゃないかと思ってしまう。
魔女と呼ばれるほどの人物だ。頭はよく回るはずだ。
「すごく気に入ったわ! ありがとう!」
でも、気に入ったのは事実。
正直に伝えると、侍女と炎玉は分かりやすく誇らしげな表情で去っていった。
お読みいただきありがとうございました。
まだ描きたい場面がたくさんあるので、少しずつ形にしていこうと思っています。
もしまた読みに来てもらえたら、とても励みになります。




