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黒岩の憂鬱

原案をぼやいた人:蒼風 雨静  書いた人;碧 銀魚

 この高校には冬休み日記という、小学校のような宿題がある。

 冬休み中の勉強状況の整理や生活の振り返りを兼ねて、という名目らしいが、ほぼ受験の役に立たない為、生徒からの評判は頗る悪い。

 そして、添削が地味に大変な為、教師の側からも評判が悪い。

 教師生活十五年目の黒岩も、この高校に赴任した最初の年、日記の添削に辟易としたのを覚えている。そして、今もしている。

「誰か廃止してくれないかなぁ……」

 とはいえ、ようやく半分まではきている。

 半分越え最初の一人目は、藤嶺麗人という男子生徒。

 若干名前負けしている平凡なルックスで、スポーツはあまり出来ないが、勉強はかなり出来る真面目な生徒だ。彼なら、日記も真面目に書くだろうから、添削に時間はかからないだろう。

 そう思って、黒岩は麗人の日記を開いた。

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