表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

悪役と脇役モブ 二人の出会いが世界の運命を変える

ある屋敷のある朝、メイド服を着た使用人がある者を起こしている。


様...ラン様...グラン様...

「グラン様!!起きてください!!」

???「ぬお!びっくりした!」

「朝ですよ!グラン様!」

???「うん、ありがとう、今起きた」

「しっかりしてくださいよ、今日は大事な日ですからグラン様」

グラン「ん、分かってんよ」


彼の名はグラン・デストリカ、デストリカ伯爵家の長男でありそして、転生者である。


???「グラン起きたか」

???「おはようグラン」

グラン「おはようございます、父様、母様」

彼が屋敷の食堂に行くと食卓にいるのは彼の両親 ルイス・デストリカ ミア・デストリカが既にいた、まだ物心つかない一つ年下の双子の弟妹 フレト・デストリカ ミリシャ・デストリカ も使用人に世話されていた

ルイス「お前も今年で三歳になった、今日で遂にお前の属性がわかるぞ!」

ミア「楽しみね!グランはどんな属性かしら」

グラン「さあ、なんでしょうね」

グラン(モブだから何かわからんけど...)


グラン視点

グラン(いや~本当に俺ゲームの世界来てんだな~あのギャルゲーの中に)

馬車に揺られながら彼はこの三年間のことを振り返っていた。

彼は前世、日本に住むゲームを愛する高校生だった。

転生した原因は不慮の交通事故であった。

グラン(見たことある世界観だな~って思ってたらまさかホプファンの世界なのは驚いたぜ)

ホプファン、正式名称「ホープオブファンタジア」彼が転生したゲームの名だ。

このゲームは主人公は無属性と馬鹿にされながら後に勇者と呼ばれる力を持つ者であることが判明し成りあがっていく物語、そして物語の舞台となる魔法学園でラブコメハーレムを繰り広げていく、所詮ギャルゲーに分類されるゲームだ。

しかし正式には恋愛バトルアクションとされており、凝ったストーリーながらクオリティの高いゲーム性をしていた人気作品でもある。

そんな世界で彼は生まれた、ストーリーに出てきたことも無いモブとして...

グラン(ほんと誰なんだよこのキャラ、見たことも聞いたこともねえよ...)

両親にあやされてる弟と妹を見ながら彼はそう思う。

だが、そんな彼にも望みがあった。

グラン(この世界で彼と、友達になりたい...いや、絶対なってやる。この世界で悪役とされる彼と)

グランが友になろうと願う者、それはこの世界の悪役となる男だがそれはまた別の機会に語ろう。

ルイス「グラン、そろそろ鑑定会場に着くぞ」

グラン「わかりました」(さて、どんな属性やら)


三人称視点

この世界には四つの属性が存在する。

炎を操る火属性、冷気を操る氷属性、風を操る風属性、電気を操る雷属性

三歳になるころに子供たちは月に一度国が用意した鑑定所で自身の属性を確認するのである。

鑑定所では既に沢山の人々で溢れていた。

ミア「人が多いわね、時間がかかりそう」

ルイス「しかたないさ、グランの番まで気長に待とう」

グラン(どうなるかな~やべ~緊張してきた)

ルイス「グラン緊張してきたのか?」

グラン「まあね」

ミア「大丈夫よ、グランなら問題無いわ!」

やがてグランの番になる。

鑑定士「それでは、ここに手を」

グラン「は、はい...」

そう言って、用意された水晶に手を触れる。

鑑定士「...?え?こ、これは」

ルイス「ど、どうしたのだ?」

グラン(なんだ、なんだよ...)

鑑定士「か、彼は無属性です...」

グラン「へ...?」


グラン・デストリカ 三歳 彼の人生のハードモードが約束された瞬間であった。



どうも皆さんはじめまして

小説投稿を始めた湯豆腐です

頑張って完結させていきたいので

応援よろしくお願いします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ