メインヒロインのある日の日記
R-18ではないと思います。
二人きりになると彼の逞しい腕が、見つからないように、あたしの体をまさぐり始める。
今まで自分でふれたことのない部分を大胆に探りながら私の体を変えていく。
「だめ、そこは・・・」
「すっかり、感じやすくなったなぁ。以前とは大違いだ。」
「敏感にしたのは誰なのよ。」
彼の指先が動くとあたしの中に電流が駆け抜ける。
「くっ」
「おや、ここが感じるようだな。」
「ちょっと、きつい。」
「少し乱暴だったかな、ごめん、ごめん」
彼は口では謝りながらも、指先の動きは執拗に同じ部分を責めてくる。
「それ以上はだめ・・・」
あたしは体が熱を帯びて、思考も途切れ途切れになっていた。
何とか自分を守ろうと彼の腕を払いのけようとする。
「・・・」
彼は無言になると集中して力を込めると繊細にかつ丁寧に指先を動かして敏感な箇所を責め続ける。
その動作は力強い腕からは、想像もできないほど優しい。
あたしの口から少しでも熱を放り出して、冷静になろうとするかのように熱い吐息が漏れ出す。
「ふぇ!」
彼が今までよりあたしの奥に踏み込もうとしている。
あたしは両手で、その手をおさえこもうとするが、彼の逞しい腕はわずかな負荷がかかった程度らしくいっこうに止まる気配はない。
「だめ・・・あたし・・・変わっちゃう・・・」
「もう・・・いやじゃないんだろう。いいよ変わってごらん。」
彼が悪魔がささやくように甘い言葉を耳元でささやく。
もう頭は熱くなりすぎて暴走してショートしそうだ。
悔しいことに彼の方は冷静な目であたしの痴態を観察している。
何とか反撃のしたいが、今は彼から得られる知識を身につけるしかない。
「あぅ・いぃ・逝くう・・・」
全身を細かい痙攣が襲ってくる。
自分の体をコントロールできない。
あたしの体をコントロールしているのは彼の強い視線だ。
好きなように動かされ、ポーズを決めさせられている。
どんな無茶な要求でも、彼が命じれば体は勝手に反応して彼の望む動きをしている。
「大丈夫、まだ逝かないように、見ててあげる。」
彼の低い声があたしの心に安堵感と羞恥心を呼び覚ます。
そのおかげで、ほんの一瞬だけ体に力が入る。
なんとか姿勢を変えようとしたが彼の力強い腕はあたしの体を掴んで離さず、ブルリと震えさせるのが精一杯だった。
「危ないなー。体が滑って下に落ちたらどうするんだい。」
普通より体は小さいが、高く持ち上げられた身体は落ちれば壊れる可能性も有る。
彼の両腕はより力を込めてあたしを固定する。
そしてようやく彼があたしに侵入してくる。奥に奥に向かって突き進んでくる。
すぐに彼はあたしの中で彼を放出し始めた。
あまりの彼の量にあたしの中から彼がこぼれ出しそうになる。
彼が身体の中心から染み出してくるにつれて、あたしの身体と意識が高く高く持ち上げられる。
いままで知らなかった領域に彼が連れ込んでいく。
・・・
「で、チック、これは何のエロ小説かな?」
「アリスが提出してくれた論文です。」
モニターの前で俺は溜息をつく。
「アリスに私がやっていることを人間に伝えてみるという課題でした。擬人化するという手法はアリスが考えついたものです。」
「待てよ・・・まさかこのエロ小説・・・春3佐も見るのか?」
「春3佐の方が上官ですからね。アリスがあなたにも見せて判断を求めているという状況から考えると、当然、彼女にも見せて意見を求めるでしょう。」
「まじかい・・・」
そのとき、俺の個人端末から呼び出し音が鳴り響いた。




