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美芯ぶう 詩集

芥の毒

作者: 美芯ぶう

芥にまみれるのは つらいから

綺麗にしようとすると いつもジャマをする

お手紙 写真 手付かずの教材 先生

子どもはいつだって 恩を仇で返しているから

大人になったとき 誰かに恩返しする言い訳を探している


微量の毒を残したまま

12cmも背を伸ばして

振り返りながら寄り道している


ビニール袋にある 思い出は

綺麗になれなかった いつかの形見で

プリント お財布 洋服 恋人

思い出はいつも 影を残しているから

思い出す度に 日向にいる私をやさしく絞めつける


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