第一順<第二話>出会い
先生「それでは、日本史の授業を始めます。」
川凪「柊君は、どんな小説を書いてるの?」
隣の男の子が話し掛けてきた。
柊「えっと、ジャンルで言うなれば、SFら
へんだよ。」
そんな他愛もない会話をしていると、
先生が大きく振りかぶった。
ガツンッ
バタンッ
ガッシャーン
川凪「えっと、大丈夫?柊君。」
先生「授業中に私語は厳禁です。廊下にた
ってなさい。」
柊「はーい。」
川凪「僕も立ってます。話し掛けたの僕だし。」
そんなこんなで、僕と川凪は、一時間目
はまともな授業を受けられずにいた。
キーンコーンカーンコーン
授業が終わった。
柊「クソ…皆に遅れをとってしまった。」
窓から外を覗く。
すると、可愛い、短髪の子が目に入った。
柊「あの子…なにしてんだ?」
川凪「ん?どうした柊?」
そして放課後
川凪「柊、一緒に帰ろう。」
柊「ごめん、僕よっていくとこ有るから。」
川凪「オッオイ、柊」
そして僕は校庭に向かって走った。
女の子「ん?どうしたの?」
柊「君は、何年生?」
楓「私は一年の黒木楓。今、柊っていう人を
探してるの。」
柊「柊っていうのは僕のことだと思う。」
楓「えっ?あなたが柊さんなんですか?」
柊「えぇ、まあ」
楓「柊さんに書いてもらいたい小説があるんです。」
二話完