天皇と人権について、語れるだけ語ってやる!
「天皇陛下が可哀想」「天皇の人権はどうなる?」そんな事を云う奴は、天皇が何たるか分かっていないのか? 軽々と人権などの口にして、皇室を貶めようとしているのが分かっていない。天皇は超越的存在である。人権を与える側の存在なのだ! それを滔々(とうとう)と語るとしよう。
序
天皇に権力は無い。
しかし、権威はある。
権力無き権威である。
そんな事は、日本人なら知っている。
知らない人を探す方が難しいだろう。
では、天皇に人権はあるか?
この問いに、躊躇無く、応えられる日本人は少ないだろう。
率直に言って…。
「天皇に人権は無い」
つまり、天皇の人権や皇室の方々が可哀想、などと云うのは論外である。
(何と云う暴論!)
と、思う人は、これ以上読まなくてよろしい。
私から言わせれば、天皇を自分達と同列に扱う事の方が、遥かに暴論である!
不敬である!
国家反逆罪である!
なぜ、そこまで言えるのか?
結論から云えば、天皇は人権を与える側で、超越的存在だからだ。
(何いってんだ!?)
と、思う人もいるだろう。
合理的に考えて、天皇は人間である。
しかし、日本の歴史では現人神である。
日本の長い歴史が生んだ奇跡の存在だ。
科学では創り出すことは出来ない。
それが超越的存在である根拠である。
つまり、そこから導き出せる答えは…。
日本人とは何か?
結論から言えば、天皇の民である。
天皇の下に集った者達である。
だからこそ天皇こそ、日本人に人権を与える存在である。
「こいつアホか!」
そんな声が聞こえて来そうだ。
人権が何たるかも知らん輩が、雁首揃えて罵っていそうだ。
1・人権
そもそも人権が何か知らん奴が多すぎる。
そのクセ、人権と云う言葉に、ビビる奴も多すぎる。
なら。
「人権を守れ!」
と、普段からウルサイ人達に訪ねてみるといい。
「人権の反対は?」
「………………」
「分からんのかい!」
こんな感じになるから。
少し詳しい人なら。
「特権です」
と、すんなり答えるが、それ以上は知らないのが殆どだろう。
では、特権とは何か?
書いて字の如く。
特別な権利だ。
一部の人達に与えられた特別な権利である。
では、人権とは何か?
これも書いて字の如く。
人として権利である。
教育を受ける権利。
生活する権利。
その他、人としての最低限の権利だ。
そこには何の敷居も無い。
では、人権と特権、どちらが大事か?
(当然、人権だ、人としての権利を失ったら、特権も何も無い)
大半の人達は、そう思う事だろう。
ところが多くの人は、人権よりも特権を失う方に敏感だ。
事例として、某女性インフルエンサーが、鉄道車両に男性専用車両が無い事に疑問を持った。
(女性専用車両があるのになぜ?)
その事をTwitter(X)で発信したところ大炎上した。
バッシングしたのは殆ど女性である。
飛び出した単語に【人権】の二文字があった。
即ち、某女性インフルエンサーは、女性の人権を損なう発言をしたと云うのだ。
結論から云えば、男性専用車両が出来たところで、女性の人権に傷1つ付かない。
傷がつくのは女性の特権意識である。
特権を損ないそうになると、人権の二文字が現れる。
それが今の日本の社会の現状である。
他にも在日特権など、例を挙げれば切りが無い。
では、人権に関してはどうか?
結論から云えば、人権に関しては鈍感だ。
ちょっと前まで。
「自己責任だ!」
と、云えば思考停止に陥っていた。
だから不況で失業して、働く場所も無く。
生活保護も受けられない状況になっても…。
同情はするけど何もしない…。
これが人権侵害だと思う者は少なかった。
他にも学校のイジメや、子どもへの虐待。
生活する権利が損なわれているのに、周囲の人達は、他人事のような対応をする事が多い。
キリスト教社会なら、人権を守るために必死なるだろう。
人権侵害を見て見ぬふりをするのは、罪だからだ。
2・歴史
そもそも人権とは、キリスト教プロテスタントの教義に基づいている。
聖書には司祭も教皇の記述は無い。
当然、免罪符(贖宥状)を教会から買えば、罪は赦されるなど書いてない。
16世紀の宗教改革こそ、人権思想の出発点だ。
世俗化した特権に、対抗して生まれたのが人権である。
正確には【天賦人権】
GODの下では皆が平等である。
それが実行されたのが、フランス革命だ。
人権思想が国民国家を生んだ。
世界史の転換点を創ったのである。
では、日本においてはどうか。
日本の近代化の出発点は明治維新だ。
明治維新の時、最も世界を驚かせたのは【廃藩置県】である。
それまであった藩(約300)を廃止して県(約70)を置いた。
藩を支配していた藩主は特権を失った。
当時のイギリス大使は…。
「イギリスなら30年余りの動乱になる」
フランス大使は…。
「フランス革命を1日でやった」
と、述べたらしい(※ちなみにフランス革命は合計で3回、足掛け80年掛かっている)
なぜ、それほどの事が可能だったのか?
そこにあったのは尊王思想である。
3・尊王
尊王思想とは天皇を尊ぶ思想である。
天皇の下では誰しも平等である。
徳川幕府や他の藩主の特権も、天皇より承ったモノだ。
役目を終えて、天皇を中心とする新たな時代を迎えるのだから、返却するのが筋となる。
天皇の下、日本は近代化した。
国民は人権の意識に芽生え、権利を主張するようになった。
差別も徐々に減った。
天皇は、まさに人権を与える、または人権の正当性を保証する存在でもあるのだ。
皇室を維持するためなら、代理母制度の導入もやむ無し。陛下を苦しめる事になるだろうがやむ無し。皇室を守るために、陛下の御心を傷つける事だろう。それでも男系男子の原則は守る必要がある。それだけの価値があるのだ。