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挫折の先に  作者: アヒス
15/23

- 関東大会 -

登場人物紹介


主人公:宮地(みやち) 文博(あやひろ)


親友:鈴木(すずき) 裕太(ゆうた)


部員・キャプテン:小宮(こみや) 雄二(ゆうじ)


部員・3年:大竹(おおたけ) 義人(よしひと) 田端(たばた) 弓弦(ゆずる)


顧問:秋元(あきもと) 隆二(りゅうじ)


夢丘中学2年で文博・裕太と小学生の頃同じクラブチーム:大畑おおはた 辰吉たつよし


前回も書きましたが、3話くらい前からA中など中学校名をアルファベット表記していましたが

編集しすべて学校名を付けました。


今まで出てきた中学校の名前変更

A中学校=西中学校

B中学校=丸山中学校

C中学校=東中学校

D中学校=山中第一中学校

F中学校=山上中学校

R中学校=高山中学校


今回文博達の学校名も出ているので紹介

宮代中学校みやしろちゅうがっこう


関東大会当日の朝、大会開催は隣県の市民体育館が会場で

父兄たちが部員たちの為に、観光バスをチャーターし部員全員と顧問の秋元先生と代表の保護者が同乗し

大会会場へと向かった。

大会に向かうバスの中、裕太と文博は隣同士の席に座っていた。


「むちゃくちゃ緊張する!やべぇおなか痛くなってきた。文博は緊張しねえの?」

到底緊張などしていなそうな表情の裕太が、文博に話しかける。


「そんなでもないかな。どっちかっていうと小学校の時の全国決勝の時の方がまだ緊張してたみたい。あの時は、周りの大人たちも緊張して舞い上がってたからそれに比べるとまだそれほどでもだね。」

文博が冷静に答えると


「文博!おまえ冷めてんな。まあ確かにあんときは大人たちも俺たちも顔引きつってて笑えたけどな。」

その当時を振り返り思い出し笑いをし始めた裕太に周りの部員から


「お前はほんとに能天気なやつだな!」

と突っ込まれ、行きのバスの中では皆リラックスした状態で会場へ付くことが出来た。


会場に付くと、顧問の秋元先生は顧問のミーティングがあるため、キャプテンの小宮に部員たちを任せ先に会場へと入っていった。


「やっぱ会場に到着すると緊張してきたな。」

3年生の弓弦が義人に引きつった顔で問いかけた。


「やべぇ。さっきの裕太じゃないけど腹痛くなってきた。」

少し青ざめた顔で義人も答える。


そんな緊張した先輩たちを知ってか知らずか、先ほどまで緊張するとか言っていた裕太が


「関東大会進出の選手の皆さん!保護者の皆さん!おめでとうございます!私はG県代表宮代中学2年スーパーエースの鈴木裕太と申します。うちの学校と対戦する事となりました学校の皆様は、フェアプレーの精神で全力を尽くして戦いましょう!よろしくお願いします!それと…」

体育館の前で突然大声で演説を始めた。


「ばか!裕太止めろ!」

前を歩いていたキャプテンの小宮が慌てて裕太の元に駆け寄り、顔を赤らめながら裕太を無理やり会場内に連れて行く


あとから歩いてきた同校の部員たちや、他校の選手や大人等も笑いながら会場に入っていった。


先ほどまで緊張していた弓弦と義人も裕太の突飛な行動に大爆笑し、先ほどまでの緊張が嘘のようにほぐれていた。


会場の2階観客席に自校の場所を作り、荷物をそこに置いて部員たちは準備を始める。

付き添いの保護者や、応援の人たちもその場所の周りに陣を取り、応援幕等を設置し談笑を始める。


そしてあらかた選手たちの準備が整うと、選手たちはコートに降りコートづくりを他校の選手と始めた。

そんな最中、裕太は顔を赤くして恥ずかしそうにしてる顧問の秋元先生に呼ばれた。


「おまえは到着早々何やってんだよ!他校の先生から怒られはしないけど、注意されただろ!裕太らしいけど、ちょっとは羞恥心を持てよ。」

苦笑いで注意された。


「いやー怒られてしまいました。」

全然反省していない表情で笑いながら裕太が戻ってきて文博に話しかける。


「全然問題ないよ!おかげでみんな緊張取れたみたいだし、僕も緊張してないとか言ったけど勝てるかどうか考えてて大分気が滅入ってたから裕太のおかげで大分気分が晴れたよ!全国制覇目指して頑張ろう!」

文博も笑顔で答えた。


会場準備が終わり、開会式は行われず第一試合が始まった。


文博達の学校は第二試合目にS県の私立夢丘中学校との試合だった。


どこの学校も関東大会まで来るほどの実力があり、白熱した状況の中一試合目が終了し、いよいよ文博達の試合になった。

試合開始前にアップを兼ねて少し練習がある。その時にふと相手校に知っている顔があるのに文博は気が付いた。


「裕太!あれ辰君じゃない?」

文博は裕太に尋ねた。


「あっ!ほんとだ!辰じゃん!」


相手校のエースアタッカーは、文博達と小学校の頃同じクラブチームで、全国制覇した際にチームのエースアタッカーを務めていた大畑 辰吉だった。

中学校進学の際、文博と辰吉に私立中学から声がかかっていた。

文博は地元の公立中学進学を希望し、辰吉は恵まれた体格とずば抜けたセンスもあり、バレーボールに専念したいという事で私立中学に進学していた。


「おーい!辰....」

裕太が声を掛けようとしたが、文博が慌てて制止する。


「裕太。これから試合する相手だから今ここで声を掛けるのはやめよう。試合に集中しないと。」


そう、この私立夢丘中学校は高校・大学まであり、とてもスポーツの盛んな学校で、男子バレー部も中高共に近年全国大会連勝を誇る強豪中の強豪学校だった。


「そうだな。多分やつもわかってるけど、私情を挟まず全力で倒しに来るつもりなんだろうから、こっちも気合入れてかからないとな。それにしても相手校に辰がいるとは思わなかった、もっと調べとけばよかった。」


裕太の言う通りかもしれなかった。今まで県大会までは相手校に対する研究をし多少の作戦を立ててから試合に臨んでいたが

今回は他県の学校という事と高校生になると強豪学校はテレビ中継や雑誌などで取り上げられたりして情報が得られるが、中学生では情報が出回らないという事で、データが集まりにくく、ましてや文博達の学校は関東大会まで進出する事が初めての新参校の為、行き当たりばったりで試合に臨むことになってしまっていた。


辰吉も何度か文博や裕太の方を気にしていたので気付いてはいるようだった。


試合開始前、ベンチ前に選手が集まり顧問の秋元先生からの話を聞く


「いよいよ関東地区大会一戦目が始まる!みんなはここで止まる訳にはいかないな!?たとえ相手がどんな学校であろうと倒して次のステップに上がらないと頂点はまだ遠い!みんなの技術は全国レベルだ!自信をもっていこう!」

秋元先生から檄が飛び


「ハイ!」

部員たちは大声で答えスタメンはコートに走っていった。









猛烈な風の台風や北海道では地震

近年まれに見ぬ天災が頻繁してます。

自分は大丈夫という過信が、被害をより大きくしてしまいますので

ぜひ皆さま備えを万全にし、自分の命や身近の大切な命を守りましょう。

また、この度被害にあわれて大変な状況にある皆さまには

一日も早く、今まで通りの生活に戻れる日が来るよう

心よりお祈り申し上げます。

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