テンシンまで遠い道のり(急転直下)
まだ着かないんですよテンシンの街に、それはドラケンの父を探しながらの旅だからなんだ、龍人ってなかなかいないんだよね、だから情報がつかめないんだ、っでドラケンの父が何を探して旅をしているのか聞いても、一向に応えてくれないんだね、
「ドラケン、何を探してるのか教えてくれてもいいんじゃないかな~」
「そうよ、リコーダーだったらすぐに探せるわよ~」
ドラケン一瞬ビクッとして乙女のおっさんを睨みつける、
「簡単には教えられない、」
簡単には教えられないって事は絶対に教えないって言う訳じゃないんだね
「それって誰もが知ってる名前の物?」
「肯定」
ふ~ん誰もが知っている代物か~
「名前は良く知られているが、実際に現物は発見されたと言うのを聞いたことが無い代物だ」
「ん~伝説的なもの?」
「ある意味そうとも言える」
「聖剣とかの武具?」
「その材料になったりもする、」
「何かの材料って事なのね」
「ある意味そうだな、材料だ」
「かなり絞れて来たね」
「じゃあ、ミスリル、アダマンタイト、オリハルコンとかの希少金属?」
「いや金属じゃない」
「って事は鉱石か」
「じゃあ宝石かな~?」
「宝石ではないと言っておこう」
「ん~じゃあエネルギー結晶体かな?」
「おお、別名賢者の石と言うのがあったのう」
「!何、賢者の石を知っているのか?」
「あらいやだ、この間一個使っちゃったけど持ってたわよ」
「なんだと!!!!!!!!!!!!」
時速50㎞/hで走って会話していたのが一気に停止した、
「エリーまだ残ってるのかその賢者の石は!」
「もう残ってなんかないわよ」
「あの膨大なエネルギー何に使ったんだ!」
「ん~実験?」
「何故疑問形」
「探していくより又作ればいいじゃないのよ」
「アレは作れるのか?」
「作れるわよ、ちょっと材料が特殊だけどね」
「っでちょっと気になったんだが何の実験に使ったんだ?」
「最後の一個はこれの起動に使ったのよね」 そう言って己を指さす。
「ホムンクルスボディを起動させるのにはこの位のエネルギーが必要だったのよね、」
「エリーそれを作り出すのは可能か?」
「できなきゃ私はここにいないわよ」
「本当に出来るんだな」
「ええい しつこい、このリコーダー!!!!!」
「ドラケンは脱力してその場に崩れた」
「っでドラケンは一家総出で賢者の石を探していたのか」
「うむ」
「そんな物何のために使うんだ?」
「知らん、知らされていないのだ、ただ約束だとしか聞いていないのだ」
【ピンポンパンポ~ン業務連絡、川田修一さんに緊急指令です】
【ひさしぶりっ、この間はいい仕事してくれてありがとね、】
【つきましてはご褒美にとっても良い情報なのよね】
【念願の人間になれる時が来たのよ~】
【うおおおおお!マジっすかあああああああああああああ, 遂に人間になれる時が~~~~!】
【その為に一つ用意してもらいたいのが賢者の石なのよね】
【それで先行してドライゼさんに先行して探して貰ってたんだけどね~】
【こっちの方が早かったみたいなのね、】
【田吾作ちゃんをホムンクルスに入れた時賢者の石使ったでしょあれがどうしても必要なのよね】
【じゃあとりあえず賢者の石集めてちょうだいね~】
通信が切れたようだ。
「皆聞いてくれ、どうやら俺人間に戻れそうなんだ♪、今指令が来たんだよ、念話で」
弾むように俺は言ったんだが、
「へ~」
「ふ~ん」
「ほ~」
なんだこの3人のやる気のなさは、って言うか距離感を感じた、なんだろうこの感じって。
取り敢えず俺たちは街についた、そこで本日の宿を探す、
宿は一般的な宿だ、各自部屋の割り振りをして解散、
俺以外がドラケンの部屋に集まって何か相談してたんだ、ちょっと気になって聞き耳を立ててたんだ、
「なあ、みんなさっきからカッパ凄く美味しそうな匂いしてないか?」
「やはり気が付いてましたか?あの食材カッパ、すごく惹かれる香りが出てますよね」
「恩人の形してるんだけどやはり食材ですよね、」
ヤバい俺の魔改造されてるカッパボディから食欲をそそる香りが出ているらしい、このまま一緒に旅を続けると、きっと食されてしまう、
俺は急遽自分の荷物を持って宿を飛び出した、暫く隠れないと、俺は美味しく頂かれてしまうかも知れない
【ピンポンパンポ~ン緊急業務連絡、川田修一さんに緊急指令です】
また白い部屋の人からの連絡だ。
【カワタちゃん大変な事が発生したのよ】
【それは皆のあの変化のことですか?】
【そうなのよ、実は食用カッパを魔改造して世に放った時にね、より一層美味しく頂けるように特性を付けておいたのよ】
【それってどんな特性なんですか?】
【カッパってあたし達が魔改造したじゃない、あたしたちの国って美味しい物に対して拘りがあるでしょ、だからより美味しくするために食欲増進の香をねフェロモンの様に発生する様に作ってあるのよ】
おいおい、そんなことまでやってたのかよ、
【それでね、そのフェロモンの発生条件でカッパが非常に喜んだ時に発生する様にしたのよね、】
【だって、食材であってもそれを知っている養殖業者ならカッパ食材を大切にして最後には喜ばせてあげられるでしょ】
【じゃあカッパ食材は喜びの絶頂から一気に不幸のどん底に叩き込まれる運命の食材なのかよ~】
【うん、そう言う事なのよね、】
【そう言う訳だから1週間から10日位の間なんだけどちょっと何処かに逃げていて欲しいのよ】
【それでね、そのフェロモンは人間以外も反応しちゃうのよね、だから気をつけてちょうだいね、じゃあ健闘を祈るわね~】
ううっ、なんてこったい、順調に行ってると思ったのにコレかよ、兎に角隠れなきゃ、
現在俺の周りにいる奴らは全て捕食者だと言う事なんだ、
それで、なんだかネズミがさっきからついて来るんだよ、大量にw
俺はネズミを撒く為速度を上げる、川が有ったので飛び込むと後ろから追って来た奴らが次々と川に飛び込んできた、飛び込んできた獣たち、色々な種類が俺を追ってたんだなと水中から観察する、
ネズミ、イタチ、タヌキ、キツネ、オオカミ、熊とこれである程度方向性がわかった、鳥類と草食獣がいない、肉食・雑食性の哺乳類のみが反応するようなんだよ。
俺は対策として川を上っていく、泳ぎながらね、これで臭いは振りまかずに移動が出来る、それにあいつらは俺がテンシンに向かうと思ってるだろうしね。
更に上流へ行く、滝があった、滝の裏に回ってみる、そこには人為的に掘られた空洞があったんだ、蝙蝠が数匹襲ってきたけどカッパファンネルで切り落とす、奥に行くと使われなくなって久しい机と椅子、それにベッドの様な物が置いてあったんだ、アイテムBOXの食料は十分にある。
俺はしばらくここで過ごすことにする、7日程してから表に出てフェロモンの効果を確かめに表に出る。
なんか来た、大型獣、熊っぽいのが水のみに来てたんだ、ちょっと風上に行く、熊に匂いがわかるようにわざとだ、
あ、やべえ、反応した、試しに念話してみる、
【熊、俺の事食いたいのか?】
【お前旨そうな匂い出てる、食いたい】
臭いまだ収まってないみたいだよ、
取り敢えず熊には攻撃してきたら返り討ちにすると伝える、デモンストレーションとしてカッパファンネルで命に別状ない部分を攻撃して追い払う。
まだ臭い出てるみたいだから暫くここで過ごそう・
続く




