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転生したら...俺カッパだよ  作者: 七味とうがらし
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仲間

 「さあ今日は尻尾の再生だ、手順は同じ、サクッと仕上げちゃいましょうか、」


俺は陽気に開始の合図をする。


ドライゼさんが残った部位を切り飛ばす、エリーがその部位を細かくして薬と混ぜ合わせ大量の軟膏を作った、今日は欠損部位が大きいのでドラケンの母であるドラミさんも手伝いで入ってくれてる、


欠損部位がかなり大きいので乙女のおっさんとドラミさんの二人でやっているんだが乙女のおっさんの手が止まって来る、連日の欠損部位マッサージで握力が殆どなくなってるようだ、


「ドラミさん、私は握力が殆どなくなってしまいました、あとはドラミさんがメインでマッサージをお願いします」


「はい、息子がこれで完全に戻るなら、この手が動かなくなろうとの必ず取り戻しますこのこのしっぽを!」


かなりの気合いの入りようだね、ドラミさん、


施術から7時間、尾の長さが以前と同じになりました、


「ドラケン君完全復活だね、」乙女のおっさんが言う、


「有難う御座いました、生きる希望を与えて頂いたエリーさんとカワタさんには感謝しても感謝しつくせません、この身はエリーさんとカワタさんに捧げる所存です、どうか私をお二人の警護としてご一緒させて頂けませんでしょうか?」


「母さん俺親父と同じように世界を見てみたいんだ、そして親父に会ったら一回家に戻るように伝えて来るよ」


「そうかいドラケン、お父さんに会ったら約束の物は入手できたのかを聞いてもらうだけでいいからね、」


「おお、それがあったか、ドラタにはあれを手に入れるまで帰って来るなと言っておった事忘れてたわいふぉふぉふぉ」


「いやだな~おじいちゃんアレを忘れちゃうなんてあはははは」ドラケンが笑う


「アレが何だか判りませんが無事欠損部位の再生が出来て良かったですじゃ」


「エリーさん、カワタさん、改めてお願いします、俺を一緒に連れて行ってください、」


「いいですよー」「別にかまわんよ」


二人の答えはあっさりとした物だった、


実は昨夜また業務連絡があったんだ、


【ピンポンパンポ~ン川田修一君に業務連絡です】


また、白い部屋の人からの指令が来たようだ、


【今回はね、旅のお供にドラケンちゃんを連れて行って欲しいのよねん】


【そして魔導蟲の移植もお願いしたいのよ、】


【あの子も重要なポジションになるのよね~より良き世界のためにね、】


【はぁ、判りました、じゃあそれで】


【あらあら、何よそのそっけない返事は】


【いえ、ただ自分がちゃんと人間に戻れるのかなって】


【だ~いじょうぶ、ま~かせて】何処の写真部の部長だよと思い、言われた時のポーズがちょっと不安になった、


それで今日の旅のお供に繋がる訳なんだ、


暫くこの街を物見遊山で観光してからテンシンにもどることにした、


なんでも昔、この街から救世主が出たと言う言い伝えがあるんだよ、


っで俺達は土産物屋に来ている、


「いらっしゃいいらっしゃい救世主まんじゅうありますよ~」とか食堂にいったら「救世主のワンプレートランチ」とか、救世主産業が盛んな街ですたよw


 木刀とか登山杖更に変わった所でトンファーも売ってたコレ、しかも全部焼き印が押してあったんだ、高尾山とか中禅寺湖とかあとは根性やら海人との焼き印もあったな~ 誰が買って行くんだか不明な物が大量にあった、店員さんに聞いてみたら、そこそこ売れているらしいんだよね、


あと救世主が通っていた鍛冶屋ってのもあったな、そんな品を物色しながら幾つかお土産を仕入れてから俺たちはテンシンの街を目指した、


 当然走っているんだけど今回の帰りの旅は再生薬の元となる薬草の採取がメインとなった、山奥の清涼な場所にしかないんだよねあの薬草って、だから移動速度がちょっと遅くなってるんだけど、これを集めれば又不幸な人が減って来るんだよね、でも何よりも儲かりますw


そんな事をしながら俺達は旅を続けてるんだ、ドラケンにも魔法が使える様になる予定なので、今のうちから精神力の強化をして行く事にした。


そしてここはエルフの国から南西に行ったところにあるドワーフの国にいる。


修行しながらの旅だ。


乙女のおっさんがその修業のやり方を伝えて実践していく、先ずは精神力の強化からだ、って事で街頭に立っているドラケン君。


「皆さんおはようございます!私ドラケンと申します、朝のご挨拶にやってまいりました!、ご挨拶代わりに一曲歌わせて頂きます!!!!」


 顔が真っ赤になり羞恥に耐えながら言い放った。


実はこれが精神力を鍛える為の第一歩の練習なんだって、よく新人研修で駅前でスーツ着た人が歌ってるのっていたんだよねアレですよ、【通行人の冷たい視線に耐える】と言う精神を鍛える方法なんだ、どこの昭和の新人研修なんだろ、と思いながら俺は観客に徹する事にする。


ドラケン君の顔色が最初真っ赤だったり、真っ青になったりで見ているだけだと面白かった、これかなり精神鍛えられるんだよな、俺は心の中で「ガンバレドラケン」と応援してみた。


俺達は今日の宿を決め、そこで修行の続きをする事に、


っで、更に精神にダメージを与えるべく乙女のおっさんの過酷な指令は続く。


「ではつぎにあなたの恥ずかしい出来事を100個このノートに詳しく記載してくださいね。」


そして数時間後


「書けましたか?」


「はい、これで100個です。」


「ではこの拘束具を着用してください、]


龍人族でも抑えきると言われた拘束具が置いてあった。


「カワタさんドラケン君を拘束してください」


「本当にやるんかいのぅ...」


「やると言ったらやります!」


「あんたは鬼じゃ...」


乙女のおっさん、おもむろにそのノートを朗読する、たちまちドラケン君が身をよじらせながら


「うおおおおおおお やめてくれえええええええ、頼むからあああああああ」


「エリーさんやめたげてえええええ、ドラケン君がこわれちゃうううううう」


「そしてその幼馴染のカレンちゃんのリコーダーをこすりつけると快感が...」エリーさんがノートを朗読する、


更にその文章に感想を付け加え言い放った。


「ドラケン君はカレンちゃんのリコーダーに欲情する真正の変態であった訳だな?」


「エリーさんドラケン君のライフポイントはゼロになっちゃったよ、きっともう再起出来ないよ、若者の未来を潰しちゃったよ!」


丸い椅子には真っ白な灰になったかのようなドラケン君がいた、


「まあそこそこ精神力は鍛えられたかと思いますよ」エリーさんが言う


「いや、全てが終わったとおもますよ」俺は呟く。


動かなくなったドラケン君を放置して食事に行くことになった、


「ドラケン君何か買ってきてあげるよ、リコーダーがいいかな?」


エリーさんが言うと一回ビクンッと痙攣したかのように動いてからまた固まったようだった、




続く



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