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転生したら...俺カッパだよ  作者: 七味とうがらし
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俺YOEEEEEEE

 俺がカッパとなって爆誕してから一週間たった、少しづつこの世界にも馴染みつつある、


母カッパから念話?でイメージを伝えられてくるんだよ、言葉って概念が無いのかも知れないねこれって、


母カッパが魚を食べて微笑んでいるイメージを送ってくる、【そうか あの魚は食べられる魚なんだな】


更に別のイメージが入ってくる、膨らんだ魚を食べて苦しそうな顔をしたイメージだ、【腐った魚は食べられない】と言う事らしい、


うん、なんとか理解できそうだな、ってこの調子で色々なかっぱの知識を仕入れている所だよ、食べられる魚、毒の有る魚、安全な場所、危険な場所、そう言ったことがかっぱ母の表情のイメージで伝わってくる。


更に注意点らしい事を伝えてきた、そのイメージは人間のイメージだった、


【おいおい、この世界ってば人間が普通にいる世界みたいだよ、】


更に強烈なイメージが伝わって来た、人間に対して凄まじい恐怖のイメージだった、


母カッパから伝えられたイメージとは、


【カッパの活け造りとか、カッパが丸焼きにされて食べられているイメージが伝わって来た】


うおおおおおおおお この世界じゃカッパは食材なのか!!!!!!


しかもカッパって食物連鎖の下位クラスじゃないのか?


俺YOEEEEEE


やばいやばいやばい、この世界じゃカッパが美味しくいただかれちゃうのかよ~


 俺はこの状況に恐怖した、絶対に人間につかまっちゃいけない、捕まったら美味しく調理されてしまうってこんな状況でなんとか生き延びて行かなきゃいけないっぽいことに絶望感を覚えたよ、


 そんな状況であっても時は無常に過ぎ去っていく、爆誕してから早半年、かっぱの成長って何気に早いんだね、生まれたばかりの時は掌に乗るくらいだったのに今じゃ猿と同じくらいの大きさまで育ったんだ、


 母カッパの3分の2くらいの大きさにまで成長したんだ、が、これって何センチ位なんだろ、比較対象する物が無いので見当もつかないよ、


成体のカッパは嘴が茶色くなってるんだね、子供のうちは黄色なんだって、


あれから白い部屋の人からの連絡もないし困ったな~ 


ここは山間の渓谷で人間が入ってこれない場所だから多少は安心出来る場所なんだよね、


母カッパからのイメージでは此処にいれば安全って事らしいんだ、


安全とは言ってもやはりここは弱肉強食の世界、敵は色々いるんだけどここで気をつけるのが猛禽類だ、


泳いでいる所を背中から強烈な鉤爪で抉られたら一溜りも無いんだよね、俺ってか弱い子カッパだからさ、


そこで俺は考えたよ、柔らかい背中を守るためにプロテクターを用意しようかってね、


いいのがあったよ、この俺のかわいいカッパボディにジャストフィットするプロテクターが!


カメの甲羅ですよ、え?カッパに甲羅ってデフォルトの初期設定標準装備なんじゃないのかって? この世界のカッパは甲羅が付いてないんだよね、まあこの甲羅の無い謎も後で解った事なんだね、


俺はカメの甲羅を装着!【セーフティプロテクターフェノメノン発動 シャキーン!】心の中で叫ぶ、


どうだ見てくれこの雄姿! すると母カッパがなにやら巣の奥の方から引っ張り出して来た、


それはかなり大きな甲羅だったんだ、


母カッパからイメージが伝わって来た、


え?何このイメージ、さっきの食材にされてたカッパのイメージのモデルさんだよ、


なんだって? これって父カッパが美味しく頂かれちゃった残滓ってことなのか!?


この大きい甲羅は父カッパのい遺品らしかった、


う~ん道理で父カッパをみないな~と思ったんだけど、食されてたのね、


 山間の平和な日々を送りながらあれから1年、俺完全にカッパになりきってます、ってか本物のカッパなんだけどね 嘴はまだ黄色いけど。


 そんなとある雨季の日だった、いつものように魚を獲る為川に入る、いつもは澄んでいる川が泥交じりで流れも速いし視界も悪いんだよ、ここ数日かなりの雨振っていたからね、でも濁った水の中でも魚の居場所がわかるんだよね、


 嘴を急激に閉じると【パコ~ン】って音がするんだけどそれの反射音で魚を見つけられるんだ、俺はそれを【カッパサーチアンドデストロイフェノメノン】と名付けた、いや別にカッパソナーでもよかったんだけどねw


獲物をカッパソナーで索敵していたら川の中で大きな揺れを感じた、


上流から大量の圧力が加わってくる、鉄砲水だった、


もうこの流れに抗う事も出来ずに押し流されていく、カッパの川流れって奴ですね~ 


って呑気なこと言ってられないよ、土砂に巻き込まれたら即死出来る勢いだからね、


なんとか流れに逆らわず徐々に岸に近づいて行こうとするも激しい流れの為ままならない、


そうこうもがいてるうちに流木に頭を打ち付けて意識が飛んだ。


 気が付いたら檻のなかだった、兎に角生きている、


激痛が走る手足には添木がしてある、


ああ~折れてるんだろうな、でもこの治療をしてくれたのってだれなんだろう?


下手をすれば美味しく頂かれてしまうかも知れない所だったのに、


眼球だけを動かして辺りの様子を窺う、同じ様な檻が6個程あって その中にはやはりカッパが入れられていた、


取り敢えずカッパ流の挨拶を行う、くちを大きく開けて勢いよく閉じる 


【パコ】って音が響くカッパソナーの陸上版だね、この挨拶方法も母かっぱから教わっていたんだね、


すると他の檻からの【パコ】が全員から聞こえてきた、


【うるせーぞかっぱ共!】怒鳴る声が聞こえてきたと思ったらかっぱ達全員が恐怖のあまり失禁していた、


中には脱糞する奴もいた、余程怖いんだろうな、俺も失禁しちゃったけどね、テヘペロ


どうやら俺は鉄砲水で流されてかなり下流にまで流されて来たみたいで、そこでかっぱ漁の漁師につかまったんだ、


 カッパ漁、解りやすく言うと鵜飼いの鵜をカッパがやるって事なんだよね、


ほかのかっぱを見るとみんなごつい首輪が付いている、 


後で知ったんだけどなんでも隷属の摩道具って奴らしいんだ、


この首輪の所有者から一定距離を離れると首輪が閉まっていくって奴なんだね、


なのでここから逃げられないって事らしい、


どうやら俺は怪我が治るまでは漁に出なくていいらしいんだけどね、


漁に出て戻って来たかっぱを見ると絶対ここはブラック企業だろって思える顔をして檻に戻って来るんだよね、


まあ食材にならなかっただけで良しとしましょうかね、




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