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転生したら...俺カッパだよ  作者: 七味とうがらし
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漏斗(ファンネル)

俺はギルドお勧めの宿に着いた、3日分の宿代を先払いし荷物を部屋に置いて夕飯を食べに行くため街を歩く、


屋台から旨そうな串肉の匂いが漂う、汁物屋からもいい匂いに惹かれるがここは落ち着いて食事の出来る所を探してあちこち覗いてみる、


定食屋っぽい食堂が有ったので入ってみる、雰囲気もいいし、今日の晩飯はここに決定する、


「おおい 姉さん儂も注文したいんじゃが、いいかいのぅ」


「はい~少々お待ちを~」


暫くしてからかなり太った店の女将さんらしき人が注文を取りに来た、


「いらっしゃい、お客さん何にします?」


「今日のおすすめ日替わり定食を一つおねがいしますかのぅ」


「はい~日替わり定食ですね~」っと厨房に向かって日替わり一丁と声をかける。


暫く待つと魚の煮込み定食が来た、美味しく頂き代金を払って表に出ると


「見つけたアルこの爺アルヨ」と叫ぶ奴がいるから誰かと思い見て見れば、さっきのアルとニダのコンビだった、


「我ら最優秀民族同盟アルカニダに歯向かってタダで済むとは思わない方がいいニダ」


「え?さっきの謝罪と賠償をはらってくれるんかいのぅ」


「謝罪と賠償を貰うのはうちの方ニダ」


「今度はさっきの様にには行かないアル」


「先生お願いするニダ」


そう言うと後ろの方から10人ほどのむさ苦しい男たちと身長2mを超える牛獣人が現れた、


「ん~ この爺さんがやったのか?」牛獣人がアルカニダに問う


「そうアル、この爺がやったアル」


「さっさと片付けてほしいニダ」


「まあそう言うわけだから爺さん悪く思うなよ、これも仕事なんだ、」


「ほう、あんたもそっち側かい、じゃあ遠慮はいらないって事でええんかいのぅ」


俺は敵対する全ての奴らの両ひざにカッパ手裏剣を打ち込んだ、確実に靭帯の切断と関節の破壊を狙ったエグイ攻撃だ、


不意打ちで敵対する全員の両膝を狙い射貫き、いきなり「ガクン」と崩れ落ちる、


「さて次は首でも狙おうかのぅ」俺は言うと


「済まなかった爺さん俺はあんたとはもうやり合う気なんてねえ、攻撃魔法が使えるだなんて聞いてなかったんだ」


「そうかい、遠慮はいらないと認識してるから次、首狙うから覚悟しておいてくれんかのぅふぉふぉふぉ、」


「止めてくれ、俺は雇われただけなんだ、命だけは助けてくれ」


「まあ、命だけは助けてもええが 一生歩けないんじゃがそれでええなら首は狙わん、」


「それでいいから命だけはご勘弁を」


と言っていたので、この牛獣人は見逃すことにする。


「っで、アルカニダの皆さんはどうしますかな?このまま他人様の手伝いが無いと不自由な暮らしになりますが、他人に迷惑かけるならこのまま楽にしてあげますが、どうかのぅ」


「このままでもいいから生きていたいニダ」


「命だけは助けて欲しいアル」


まあこれでこの後仕掛けてくることも無いだろうと判断して、


「では謝罪と賠償をしてくれれば命だけは取りませんがいかがかのぅ」


「わかったアル」「わかったニダ」


「もし次このような事が有ったら全員の命もらい受けるがそれでいいかのぅ」


そう言って金額交渉の結果金貨112枚を受け取ることにした、え?何故112枚かって?事務所に有った有り金全部がこれだったからですよ、


思わぬ臨時収入に俺は内心大喜びで小躍りしそうになったよ、


 翌日街を散策に出かける、朝飯は屋台で串肉を買って日向のちょっとした岩の上で食べる事にした、どこで狙ってくる奴がいるか判らないからね、


特に昨日の奴らみたいにさ、現金持ってうろうろするのも危険があぶないって事でギルドに向かい、収益金の金貨112枚を預金してきた、資金の余裕もかなり出来たので今日の採取の仕事は無しにして新しい技を研究する事にした。


今までの使える技の中であまり生かせて無い技、ウオーターカッターの研究だ、これって0距離じゃないと使えないんだよね。


何とか中距離で使えないものだろうかと考えているんだ。


自分が今出来る事、水を空気中から集める事、水を高圧で出す事、念動力っぽいアレが使える、この位かな。


それの組み合わせで何か効率のいい攻撃技を考えてるんだ、俺は思ったんだ、昔テレビアニメで見ていた【希望戦士ガソダム】の武器の事。


漏斗じょうご英語名ファンネルって奴だ、大気中の水分を漏斗状に作って集め、漏斗のノズルから超高圧で噴射させるこれが出来れば中距離の必殺攻撃が出来るよ、って事で暫くこれの練習をしていきます。


 今、俺は街はずれの小川の所に来てます、空気中に水分無いと漏斗が作りにくいんだよね、自前の水分使っても出来るけどそれだといざという時に俺が干からびちゃうのは避けたい所だからね、


取り敢えず漏斗状に水を集めて浮かす練習してますよ、っで、それを飛ばす練習をしてます、


一つのファンネルを作ってそれのノズル部分から超高圧の水圧で噴射させる、これの練習を精神力が無くなるまでここ数日続けてるんだ、


練習初めて早10日、あれからずっと練習してるんだ、気が付いたんだけど初日から比べてファンネルを維持できる時間が増えて来てるんだ、これって魔力って奴が増えて来てるって事でいいのかな?


この練習続けていれば魔力って増えるんじゃね?って事でこの練習は夜寝る前の日課とすることにした、


そして新技が完成したんだ、ファンネルを飛ばして相手をウオーターカッターで射貫く技「カッパファンネル」だ!


まだ2機しか使えないけど射程は10mまで飛ばせるからかなり有用な技になったよ、


これで至近距離のウオーターカッタ―と中距離のカッパファンネル遠距離のカッパ手裏剣の技それに分子振動と分子停止合計の5つの技が出来るようになったんだ、これで旅の生存率かなり上がると思うんだ、


でもいくら攻撃技が出来ても細心の注意をしていかないとね、幾ら攻撃力が高くなっても俺食物連鎖の底辺生物の仔カッパだからね、


きっとその事を忘れて調子こいてると食材になっちゃうかも知れないんだよね、って事で臆病くらいがこの世界で生きて行くのには丁度いいのかも知れないよね。


そして俺は街で噂話を聞いたんだ、テンシンの街が無事だったと、


俺は思ったんだ、一回母カッパに無事であることを伝えておかないと、ってね父カッパも俺の上にいるしw


地理的に言ってテンシンの更に北にある渓谷地帯、そこが俺の生まれた場所だからね、テンシンに行ってから渓谷を目指せばいいんだ、


って事で俺は宿を引き払いギルドに顔を出す、受付と買取の犬獣人さんに挨拶をしてこの街を離れる事にする、


そういえば、キングとメイジは無事逃げ切ることが出来たのか、それも心配だからね、様子見も兼ねて行ってきますよ。




続く


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