0章 導入
導入部分ですのでかなり短いです。
「はい!どうも、みなさん!K大学のミステリーサークルもとい心霊研究サークルの部長、既島由那です!ぱちぱちぱちー」
―――シーン
「ねぇ。拍手してよ皆(小声)」
ぺちぺちぺち
「むぅ。出だしとしては問題ありだけど、カメラの電池ももったいないし続行するとしよう。じゃあ皆も自己紹介してね」
「へっ!?私ですか!?あ、あの、ふっ、副部長の二内卯瑠璃れす!!はぁぅぅ、ひはかんらいまひは」
「ぐぬぬ。ぶりっ子しちゃって!うるりん腹黒すぎるよ!!」
「わ、わざとなんかじゃないですよ!」
「まぁいいや。次レイ!」
「新家レイ。です」
「レイは相も変わらず無口だなぁ。まぁそれがかわいいんだけどね~。ほーれ、うりうりぃ」
ぐにぐに
「由那先輩。ほっぺた。つつくのやめて」
「じょ、冗談だって。そんな睨まないでよ。ゴホン!よ、よしじゃあ最後!」
「どーも。サークル唯一の男。つまり紅一点。出海維倶です」
「つなぐん。紅一点は違うと思うよ」
「・・・冗談ですって」
「つなぐ君。目逸れてるけど」
「・・・まぁ、つなぐんの頭の悪さはほっといて。本題に行きましょう!うるりん!」
「は、はいっ!私達は今、E県S市のP病院の近くまで来ています。この病院は、数十年前に廃病院となって以降、心霊スポットとして地元では有名です。手術室では、血まみれの医者の霊が現れるとか、霊安室では上半身だけの霊が追いかけてくる。また、殺人事件の現場となったなど数々の噂があります」
「そう!そして、私達心霊研究サークルとしては、こんな美味しい心霊スポットほっておけるわけがない!という訳で、今日はその病院を探索していくことと相成りました!」
「うぅぅぅ、やっぱり行かなきゃだめですか?」
「あったりまえでしょ!ここまで来て帰るなんてもったいない!うるりんも女だったら覚悟決めなさい!」
「ふぇぇ、それは男の子に言うべき言葉じゃないですか!?」
こうして、心霊スポット探索は始まった。
完結させたいとは考えているので、続きはゆっくり書いていくつもりです。
とりあえずホラー要素はそこまでないと思います。
基本は明るくいきたいと思います。