閉ざされた心
「只今」
「龍華お帰り」
いつもと変わらない日常…学校行って帰ってご飯てべて勉強してお風呂に入って寝る
極々普通の生活、日常に見える
「学校はなれた?楽しい?」
「うん、友達も先生も優しいし楽しいよ」
「そっか、何かあったら遠慮なく話してね」
「うん、分かった。宿題あるから、部屋に行くね」
本当は今日のでき事を話したかった。
友達と思ってた杏ちゃんが、私にイジメをしてきたってことを。
でも、言えない。お母さんは、お父さんと離婚したあとに再婚した
今では新婚さん気分で毎日楽しそうにしてる。
そんな所を見るととてもじゃないと話せない
「只今」
「あら、今日は早いのね」
「うん、今日は残業もなかったし俺達新婚だろう?上が、たまには早く帰ってやれってさ」
「まあ…///少し待ってね、龍華、お父さ
ん帰ってきたよ」
「んー…お帰りー」
敢えて部屋から出ず、言葉を放った
顔を合わせたくないからだ
母さんの再婚相手、名前は未来勇斗。
かれは、ある会社の社長をしており経営を
してる、まあーいわゆるエリートだ
しかし、私は好きじゃない
なんでって…?それは、後々分る
「龍華、ご飯よ降りてきてらっしゃい」
「はーい」
呼ばれた。
体の怠さがいつもと違い、重く階段を下りるのもやっとなくらいだ
「頂きます」
3人で一緒に夕食
「龍華は、学校に慣れたか?」
「うん。」
「そか、なら良かった
何かあったら、ママかパパに話すんだよ?」
「うん。」
段々口数は減り、今では最低限の返事しかしない
しかし、新婚さんの二人はそんな事を気にせず楽しく話をしてる
私は、その話をただ、何となく聞いてるだけ
「じゃー、部屋に戻る。
ご飯食べたし宿題の続きしたい」
「分かった。あ、龍華、たまにはお父さんに教えてもらいなさい。
過去に、先生もした事あるんですってよ」
どうでもいい情報。
宿題しなきゃっての事実だが、その前に二人から離れ、一人になりたい。
「あー!そうだね、たまには俺が宿題見てやるよ。
龍華は、勉強苦手だからな~仕方ない」
何、この上から目線
別に頼んでないし、余計なことしないで
「いや、大丈夫です。
自分できるので、未来さんは、お母さんの側にいて下さい。それじゃ」
「ちょっ、みらっ…って、本当にあの子は…」
大人って、何でこんなに勝手で上からなんだろう
いや、私のかぞ…じゃないな、あの二人が変わってるだけか
取り敢えず、さっさと開放されたい。
パパ…助けて?龍華を迎えに来てよ…。
そんな思いは虚しく当然、願いは叶わなかった。
学校でのいじめもヒーットアップし親との関係も最悪。
どうのこうのしてるうちに、主人公の龍華は、小学5年生になった。