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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
11章 白玉楼食事会
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騒霊三姉妹、冥界にて演奏す

「…ルナサです」

「きゃはは、メルランだよ」

「リリカです。…へぇ、貴方が最近噂の外来人さんなんだね」

「…リリカ、あまり馴れ馴れしくしないの」

「あう、ごめんなさい」

「いや、別に大丈夫だよ」


黒い服で金髪の子がルナサ、淡いピンク色の服で白い髪の子がメルラン、赤い服で茶髪の子がリリカ、だな。うん、覚えた。


「ふふ、じゃあ聞かせて頂戴ね」

「はーい、姉さん、いくよー!」

「…うん」


それぞれが楽器を構え…なかった。楽器は空中に浮いている。


「彼女達の能力は、手足を使わずに楽器を演奏する程度の能力なのよ」

「ああ…思い出しました。本にも載ってましたね」


縁側に僕たちが座り、庭に三姉妹が出て…踊るようにしながら演奏を始めた。


「……」

「ふふ…」


膝の上に乗せたクーはすぐにリズムを取り始めた。幽々子さんは…お団子を食べながら様子を眺めている。

演奏されているのは軽快な音楽で、心が弾むようだった。


「うん、やっぱり…いいわねぇ…白玉楼で食事をしたりした後は、これが無いとね」

「いつも彼女達も来るんですか?」

「ええ、そうよ。今日は別の場所で演奏をしていたみたいだから、遅くなったけど…」


演奏している三人も、楽しそうだ。


「んー、なんか楽しそうな音がするー!」

「っと、フラーウムか」

「踊っても大丈夫かな?」

「うん、いいよ!」


演奏に合わせて、フラーウムも踊っている。


「…私も」


クーも混ざって、フラーウムの踊りを見様見真似で頑張っている。


「ふふ、可愛いわねぇ…」

「そうですね…」


幽々子様も団子を頬張りながら楽しげに演奏と踊りを楽しんでいる。

…なるべく紫様が来る時は、一緒にここに来よう。この一時は、癒されるからね。

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