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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
11章 白玉楼食事会
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気づかなかった弊害

「…ぅ、う…?」


気がついたら、布団に寝かされていた。

気を失うまであったあの痛みはもうない。


「なんだったんだろう…」

「…申し訳ありませんな、主様よ」

「うおっ!?…メラン、なんで謝ってるんだ?」


いつの間にか枕元にメランが正座していた。


「どうやら我々精霊のダメージが宿った主様にも反映されてしまうようですな」

「え、じゃああの痛みはメランが…?」

「ええ、フラン様との戯れの際に、腹部に当たった弾が貫通してしまいまして」

「えー…」


精霊を取り込むとこういうデメリットもあるのか…。


「…おや、主様の主様が来たようですな。儂は紅魔館に戻るとしましょう」

「わかった、次からは気をつけて…」


メランが消滅すると同時に、紫様がふすまを開け放って入ってきて…


「むぐっ!?」

「ああ、よかった…大丈夫?もう大丈夫なの?」

「だ、大丈夫ですから…苦しい…」


顔面に柔らかい感触。…飛行訓練の初めの時に藍様に飛び込んだ時の感触と似ている。


「あっ、ああ…ごめんなさい」

「…どうやらもう大丈夫みたいだな」

「無事でよかったわね〜」

「…よかった」

「…主様、大丈夫?」


抱きしめから解放されると、幽々子様や妖夢さん、藍様も部屋に入ってきていた。

途中から腕に抱きつかれた感触があったが、それはクーが抱きついていたものだったようだ。


「うん、大丈夫。心配かけたね…」

「ねえ、何があったか説明できる?」

「…はい、さっきメランから聞きました…分身として存在する精霊のダメージが僕に反映されたとか」

「そうだったのね…」

「もう身体は大丈夫ですから。…妖夢さん、手合わせが途中で終わっちゃって…すいません」

「あ、いえ…無事で本当によかったです。あのまま目を覚まさなかったら…トラウマになるところでしたし…」


…ああ、妖夢さんは吐血した所を間近で見てたもんなぁ。


「…ん、妖夢。そろそろ来る時間じゃない?」

「あ、そうですね…門で出迎えてきます」


妖夢さんは部屋を出た。どうやらお客さんが来る時間らしい。


「…っと、誰が来るんですか?」

「ふふ…プリズムリバー三姉妹、騒霊の演奏隊よ」


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