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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
1章 狭間の屋敷
8/319

特例中の特例

藍さんとお茶を飲み、一服した後。

ある部屋に通された。


「君に貸しておく部屋だ。布団はそっちにあるよ」

「ありがとうございます」

「朝は早めに起こすが…大丈夫か?」

「…どうでしょう?そのあたりも曖昧で…」

「ああ、そうだったね…」

「……」

「…心配か?」

「ええ、少し」

「大丈夫だよ、君なら」


藍さんが頭を撫でてくる。暖かい…。


「…実を言うと、紫様が自分で発見して、ここに連れて来たのは初めてなんだ」

「そうなんですか?」

「ああ、大抵は幻想郷内で活動している勢力の何処かが保護して、博麗神社に連れてきた所で紫様は動くんだけど…今回は異質だったから」

「…詳しく聞いてもいいでしょうか」

「…うん、いいよ。君が来た時、結界に綻びは起きていなかった。だから、誰かが幻想郷内に外界から迷い込む事は無いはず。しかも、妖怪の山は…」

「…結界に面していない?」

「飲み込みが早くて助かるよ。つまり、君が入ってきた時の状況が異質で…しかも、君そのものが異質なんだ」

「え、どういう事ですか?」


自分自身が異質?…訳が分からない。普通の人間のはず、なんだけど。


「君からは、人間が持ちうる霊力、魔力や…妖怪が持つ妖力の類が感じられない。その代わり…違う力が君の中を巡っている。紫様は、そこに興味を持ったんだと思うんだ」

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