綺麗な景色
「…ん、水の音が聞こえる。そろそろ湖か?」
「うん、そろそろ…」
「わぁ…」
夕暮れ時になり、空が赤く染まった頃…ようやく湖に到着した。
湖面は静かで、朱に染まって綺麗だ。
「…これは…なかなか…」
「綺麗だねぇ」
「……」
僕とフラーウムは感動が口から漏れ、クーは目を輝かせながら尻尾を振っている。
「…居ないなぁ」
「ん、ルーミア…誰かと待ち合わせだったのか?」
「うん、遊ぶ約束をね…あの子達と遊ぶと退屈しないんだけど、今日は遅くなっちゃったからもう帰っちゃったかな」
「あー!!ルーミアやっと来たー!!」
何事かと声のする方を見ると、水色の妖精がこちらに突っ込んできて…ルーミアと激突した。
「なんでこんなに遅いんだよー!」
「あはは…ちょっとだけ道案内をしてたの」
「道案内…?む、だれだお前は!」
えーと…確かチルノだったか。氷の妖精で、他の妖精よりも力があるとか。
と、少し遅れて別の子も飛んできた。…大妖精か。
「もう、チルノちゃん速いよ…」
「大ちゃんはゆっくりだなぁ…っと、そうだった…」
「…ああ、僕か。八雲黄、最近幻想郷に来たばかりなんだ。こっちは式神のクーと、妖精のフラーウム」
「…よろしく」
「よろしくねー」
「おう、よろしく!…んんー…?」
フラーウムを凝視して首を傾げてるな、本物の妖精からしたら精霊だとバレるのか…?
「んー、なんか変な感じだなぁ。妖精っぽくないぞ?」
「僕も別の所から来たからねー」
「チルノちゃん、フラーウム君は幻想郷の妖精じゃないみたい」
「おー、そうなのか!」
あ、勝手に納得してくれたや。




