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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
8章 人里から、別の場所へと
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綺麗な景色

「…ん、水の音が聞こえる。そろそろ湖か?」

「うん、そろそろ…」

「わぁ…」


夕暮れ時になり、空が赤く染まった頃…ようやく湖に到着した。

湖面は静かで、朱に染まって綺麗だ。


「…これは…なかなか…」

「綺麗だねぇ」

「……」


僕とフラーウムは感動が口から漏れ、クーは目を輝かせながら尻尾を振っている。


「…居ないなぁ」

「ん、ルーミア…誰かと待ち合わせだったのか?」

「うん、遊ぶ約束をね…あの子達と遊ぶと退屈しないんだけど、今日は遅くなっちゃったからもう帰っちゃったかな」

「あー!!ルーミアやっと来たー!!」


何事かと声のする方を見ると、水色の妖精がこちらに突っ込んできて…ルーミアと激突した。


「なんでこんなに遅いんだよー!」

「あはは…ちょっとだけ道案内をしてたの」

「道案内…?む、だれだお前は!」


えーと…確かチルノだったか。氷の妖精で、他の妖精よりも力があるとか。

と、少し遅れて別の子も飛んできた。…大妖精か。


「もう、チルノちゃん速いよ…」

「大ちゃんはゆっくりだなぁ…っと、そうだった…」

「…ああ、僕か。八雲黄、最近幻想郷に来たばかりなんだ。こっちは式神のクーと、妖精のフラーウム」

「…よろしく」

「よろしくねー」

「おう、よろしく!…んんー…?」


フラーウムを凝視して首を傾げてるな、本物の妖精からしたら精霊だとバレるのか…?


「んー、なんか変な感じだなぁ。妖精っぽくないぞ?」

「僕も別の所から来たからねー」

「チルノちゃん、フラーウム君は幻想郷の妖精じゃないみたい」

「おー、そうなのか!」


あ、勝手に納得してくれたや。

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