表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方黄明譚  作者: k.Yakumo
7章 変異と式神
63/319

命名

「…うーん、名前ねぇ…」


名前ってものは、その後ずっとそうやってこいつが呼ばれるって事になる。変な名前は付けられないよなぁ…

悩みつつ、銀色の毛並みをもふっていたら…じっとこちらを見ていた。

目も銀色なんだな…なんか、月みたいだ。


「…あ、紫様。辞書とかあります?」

「何か思いついたの?」

「ええ。…できれば同じ意味で違う言葉が載ってるやつがいいです」

「…たしか、外国語が沢山載ってた辞書があったわね。少し待ってて」


紫様がスキマに手を突っ込んで数秒後に、ものすごい厚さの辞書が出てきた。…調べるの大変そうだなぁ。


「…うん、とりあえずこれでいいかしら」

「ありがとうございます。…さてと」


月…あった。…うわ、こんなにいろいろあるのか…


「…響きが可愛い方がいいよなぁ。…あ、これがいいかな」


見つけた言葉を、短冊へと記す。


「…さてと、準備はいいか?」


狼は頷き、口を大きく開けた。

魔力の流れをしっかり作り、身体の中心まで持っていく。そして、短冊から手を離すと…自然に短冊は体内へと消えて…身体が変化し始める。


「うわっ!?」

「式神としての変化が始まったな。数分と経たないうちに変化し終わるよ」


獣の姿が少しずつ人型へと変化していく。

光が収まり、そこには銀髪で狼の耳をもった女性が立っていた。


「…黄様、ありがとうございます。これからずっと、貴方に仕えさせていただきます…」

「…よろしくね、クー」

精霊やら、出てくる式神は由来を外国語へと変えて出すつもり。フラーウムはラテン語で「黄」、クーはフィンランド語で「月」といった感じになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ