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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
7章 変異と式神
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式となるもの

「精霊に詳しい人って居ますかね…」

「…適任なのが紅魔館に居るわ。でもそれより…貴方にはやることがまだ残ってるでしょ?」


ん…ああ、そうだった。式神の事か。


「あの狼はどこに?」

「ボス狼はこちらに連れて来ているよ。他の狼は元の縄張りに戻してある」

「ボスが居なくて大丈夫なんですか?」

「あの群れはもう治療済みだし…あそこまでのイレギュラーが起こらない限りは大丈夫さ」

「なら良かった…」



庭に出てみると、狼の上で橙が存分にその背中をもふっていた。


「ああ、橙…」


藍様がなぜか泣きそうなので、とりあえずまずは橙を藍様の尻尾に戻しておこう。


「橙、ちょっといいかな」

「はふー…あ、黄。もう大丈夫なの?」

「ああ、むしろ…調子は前よりもいいかな」

「えへへ、良かった。すごくあったかいんだよー…」

「ん、そうか。でも…藍様が泣きそうになってるし、今からこいつを僕の式神にするんだ。だからちょっと…ね」

「…もう、藍様はー…」


ちょっとだけ嬉しそうにしながら、橙は藍様の尻尾の中へと飛び込んでいった。…ああ、藍様がめっちゃ嬉しそうにしてる。


「…ふふ。では、式神の定着のさせ方を教えようか」


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