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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
7章 変異と式神
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知ってる天井だった

…ううん、あれ…僕、熊と戦ってて…なんで自分の部屋に?

倒れる前の事をゆっくり思い出し…藍様に運んで貰ったんだと推測した。

身体を起こそうとするが、やけにお腹のあたりが重い。

…というか、自分のじゃない寝息が聞こえるんだけど。


「…すー…」

「橙かな…うーん…」

「橙、黄の身体を拭くのは…って、こら」

「あう!?す、すいませんでした!」

「まったく…まだ目を覚まさないか…もう五日経っているというのに」


…そんなに経ってたのか!道理で身体がやけに重いし空腹が半端じゃないと思ったわ…。


「…ん、うーん…」

「…!黄、目が覚めたか!」

「ええ…すいません…」

「いや、いいんだ。身体は起こせるか?」


藍様と橙に支えられながら、身体を起こす。…まだクラクラしているので立てそうには無いか。


「黄、あそこで一体何があったか聞かせてくれるか?」

「はい、でもその前に…紫様にも伝えたいので…」

「そうだな…すぐに呼ぼう」

「その必要は無いわ。もう居るもの」


声に気づいて振り返ったら、紫様が既に座っていた。


「藍が叫んだからすぐに分かったわよ、起きたのは。…藍、もうちょっと落ち着くように。起こされて突然そのテンションだと相手が困るわよ?」

「…すいません」

「さてと…じゃあ、何があったか聞かせてくれる?」



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