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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
6章 幻想郷探査
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「えーと…ここか。わかりやすいというか…」


大きな屋敷の門の前に立つ。

表札には「稗田」と書かれているので間違いないだろう。

門の前には警備の人だろうか。槍を持って立っている。…この人に取り次いでもらえばいいのかな。


「…君、何か用か?」

「あー、えーと…阿求さんに挨拶をしたいなと思いまして」

「…ふむ。…ん、その服は…」

「ああ、紫様に貰ったんです。仮ですけど、八雲の姓を貰って…八雲黄と名乗っています」

「なんと、妖怪の賢者様の…!少々お待ちを!」


…やっぱり紫様すごいなぁ。


「お待たせしました、こちらへどうぞ」


門をくぐり、玄関まで門番さんに案内された。

玄関には女の人が立っていて、微笑みながらこちらを見ている。


「後の案内は頼みます」

「はい、わかりました…こちらです。履物はここで脱いでください」

「はい」


お手伝いさん…ってことかな、この人は。

入って、彼女についていく。


「阿求様は現在作業中ですので…少し待つことになりますけれど、よろしいですか?」

「ええ、急ぎではないので」

「かしこまりました、では失礼します」


…客間かな、ここは。

うーん、さっきの口調だと結構時間がかかりそうだし…訓練でもしておこうか。


「…よっと」


小さくしておいた武器を取り出し、グニャグニャと曲げたり、固定を繰り返す。


「二つに分けたり…できた」


見事に白と黒に分かれている。腕に纏わせて、固定。…籠手として体術の訓練の時に使えそうだな。

と、襖が開いて…小さな女の子が姿を見せた。


「すいません、待たせてしまって…八雲黄さんですね?」

「はい。…あなたが阿求さん?」

「はい、そうですよ。…もっと大人の方を想像してましたか?」

「あー…はい。…すみません」

「ふふ、いいんですよ。…あなたの話、聞かせてもらえますか?」



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