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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
6章 幻想郷探査
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お出かけ前の和み時

「藍、そんなに膨れないでもいいじゃないのよー」

「…もう尻尾は貸しませんかひゃっ!?」

「そんなこと言わないでよ…藍の弱いところは全部知ってるんだからね…」

「あっ、紫、さま…ダメです、黄が見て…」

「いいじゃない、見せつけておけば」


朝食後、お茶を飲んで…橙が連れてきた子猫を膝に乗っけていたら、藍様が嬌声をあげてた。

紫様が、服の中に手を突っ込んでもぞもぞしてる。


「…こ、黄、助け…ひゃうん!」

「ふふ、藍はここが弱いのよねー…」

「…お二人とも、橙に言いつけますよ。『橙がお使いに行ってる間、紫様と藍様が遊びに行ってた』って」

「「それだけは勘弁して!」」


藍様も、紫様も…橙には甘々だ。

藍様はともかく、紫様は橙の前では厳しいように見せておいて、意外と心配してたりして可愛かったりする。


「まったく…ん、行ってきなー」


ゴロゴロしていた猫が伸びをして、草むらへと走っていった。


「…さてと、黄。そろそろ神社以外にも行ってみましょうか」

「そうですね。…僕一人で大丈夫ですよね」

「ん…そうね。一応見ておくようにはするけど。とりあえず、まずは人里からね」


パカッと空間が開き、目玉空間が中身を見せる。


「それぞれの勢力が住む場所へ行くなら、人里でいろいろ聞いてみなさいな。あまり手助けはしないつもりだから」

「了解です。では…行ってきます」


迷いなく、スキマへと飛び込む。

さて、幻想郷を自分の目で確かめてみよう。

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