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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
5章 歓迎宴会
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やっぱりお酒には…

「ま、あまり気にしなくてもいいと思うよ。異質な力を持ってるのは君だけじゃないしさ」

「….そうですかねぇ」


…うーん、深く考えなくていいのかね。


「ん、まだ飲んでないみたいだな。飲まないのか?」

「あー…すぐ酔っちゃうんで挨拶周りが終わるまではと思いまして」

「ああ、そうだったのか。…ええと、今日来てるのは…紅魔館の主と、白玉楼の主、救護のために永遠亭のと…寺子屋の先生あたりか」

「ん、じゃあ…もう大丈夫かな」

「だな。この酒ならかなり軽いから…まずは慣らすといい」


神奈子さんがコップを差し出してくる。


「…ええ、ありがとうございます。…んっ、ぐ!?」


景色がいきなりぐるぐる回り始めた。


「お、おい!?」

「…うぐぅ、うー…」

「相当弱いみたいだな…」

「大丈夫ですか?」


たぶん、背中をさすってくれてるのは早苗さん…だと思う。


「…すいま、せん…やっぱり僕にはお酒は…」

「黄!?どうしたの!」


ああ、紫様がこちらに駆け寄ってくるみたいだ。声が、近づいて…


「…うぐ」

「黄、しっかりしなさい!あんた達、何を飲ませたの!」

「ん、これだけど…」

「….これ、持ってきた中で一番強いのじゃない!」

「えっ!?間違えたか…?」

「ああもう…向こうに運ぶわよ!」


ゆがんでいく景色の中で、紫様の声がガンガンと響いていた。

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