従者同士の約束
レミリアさんたちの所から離れて、宴会場の合間を縫っていくと…不意に、いい匂いが漂ってきた。
「…そういや、いろいろ料理、ってか…おつまみか。そういうのも準備してたっぽいんだよね。そういうのが集まってそうな場所は…」
あった。というか、大皿の殆どが集まってた。
「…うわぁ」
「うわぁ、って何よ〜」
幽々子さんがめっちゃ食ってた。その細身にどれだけ入るのか。明らかにいろんなものを無視した入り方をしていた。
「いや…これを見たらそうなりますって」
「ああ、黄は幽々子が大食いなの知らなかったっけ?」
「知ってましたけどこれほどとは思わないでしょう…」
会話の間に大皿の一つが、綺麗になってる。
大食いな上に早食いなのか。
「…さてと、改めまして…白玉楼の主、西行寺幽々子よ、よろしくね」
「…八雲黄です」
「あ、あと…妖夢、挨拶なさいな」
「はい。幽々子様にお仕えする…庭師の魂魄妖夢です。よろしくお願いします」
白髪…銀髪と言った方が聞こえはいいのだろうか。腰には刀が二本。…ああ、以前紫様が言っていたのはこの人の事か。
「よろしくお願いします」
「…今度、手合わせ願えますか?黄さんは、刀を使えると聞いたので」
ん、数日前の武器の事も聞いて…るのか。紫様から。
「ええ、そちらにお邪魔した際にでも」
「はい、楽しみにしていますので!」
ニコッと笑う妖夢さん。…なかなか可愛かった。




