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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
5章 歓迎宴会
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大酒飲みの鬼と

幽々子さんと紫様の言い合いから離れて、縁側に座っていると…妙な匂いがした。…お酒か?


「うーん…?見ない顔だね。あんた誰?」

「…八雲黄です。君は…?」


見た所子供にしか見えないくらい背が低いけど、長めの角が二本生えている。


「えーと…伊吹萃香さん、でいいのかな?」

「お、私の事知ってたの?」

「あー…紫様から話を少し聞いてたんで」

「ふーん、なるほどね…ま、よろしくね〜」


どっかりと隣に座った。…うぅ、お酒くさい。


「んー?お酒飲んでないのか?」

「宴会が始まるのはまだまだ後なんじゃないですか?」

「あー、そっかそっか」


瓢箪から、グビグビと直接飲んでいる。

紫様からは、「あのお酒は強烈だから、なるべく飲まないように」と言われていた。


「…ん、お酒の味…気になる?」

「…宴会の終わりくらいになったらもらいます。相当強いって聞いてたんで…最初から潰れてしまうのもどうかと思うんで」

「…ふふ、なかなか遠回しに断るじゃないか。まぁ、今日の主賓みたいだから宴会前から潰れちゃうのも困るからねー」


ちなみに、紫様の屋敷では晩酌をたまにしていて…僕も練習だと言われて飲まされた。…お酒はあまり飲めない事は既に自分でわかっている。


「それじゃ、私はもっと幻想郷の皆を萃めるとするかなー。じゃあねー」


霧のように消えてしまった。彼女の能力の一部らしい。


「…うーん、手伝ったら怒られるし…昼寝でもしておこうかな…」


横になり、目を閉じる。

意外と疲労は蓄積されていたようで、すぐに眠りの世界に落ちた。

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