白黒と亡霊姫
「へー…お前が霊夢の言ってた外来人か。…ってなんか、紫とか藍の色違いみたいな服を着てるけど…」
「…八雲黄、です」
「ん、霧雨魔理沙だぜ。よろしくな…って、八雲!?」
魔理沙という名の女の子は、八雲姓を名乗った所でぎょっとする。
「…ああ、その…八雲姓は借りてるものっていうか」
「あぁ、霊夢から聞いてたけど確か、記憶喪失なんだってな…しかし、借りてるって言ってもなぁ」
「そういう風にさせるのを狙って貸しているんだもの」
と、紫様がいきなり後ろから出てきて…っ!?
「ふふ、紫が拾った子ってこの子ね〜。服似合ってるわよ〜」
「あ、ありがとうございます…」
紫さんともう一人、水色の着物のような服を着た人が居たけど…なぜ二人とも抱きついているんだ!?
「…こら、幽々子。黄は私の従者なんだから離れなさいよ」
「いいじゃないのよ、減るものじゃないし」
「…え、えっと…」
両腕に柔らかいものが当たっているというかなんというか…。
「…うぅ」
「おい、黄が苦しそうだぞー」
「….っとと、ごめんね」
「ふふ、顔が真っ赤よー?」
やっと離してくれた…。
「…魔理沙、ありがとう」
「あー…気にすんな」
「というか紫様、隣の方は…」
「ええ、私の友人…西行寺幽々子よ」
「ふふ、よろしくね黄。…あら、妖夢は?」
「妖夢なら挨拶のタイミングを失って手伝いに行っちゃったぜ?」
「あら、悪いことしちゃったわね…ふふ」




