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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
27章 冬の幻想と、外界と
287/319

幻想郷:氷精の願いは

「…うん?見覚えない人が…ってか妖怪か。あの周りだけ冷気がすごい」


雪の降ったある日、幻想郷のパトロールをしていると、湖の近くで雪が多く降っていた。行ってみると、チルノ達が遊んでいるようだが…一際背の高い妖怪が一緒に遊んでいる。


「おう、チルノ。…やっぱり氷の妖精だけあってこの季節は元気だな」

「お、黄!遊びに来たのか?」

「ん、その辺を飛んでただけなんだが…」

「ふふ、初めまして。…貴方がチルノちゃんが言ってた子ね、ふふ」

「…八雲黄、妖怪の賢者の補佐をしています」

「レティ・ホワイトロックよ。よろしくね〜」


ゆるい雰囲気のお姉さんだな。レティさんか…


「今まで見かけなかったのは…」

「私は冬にだけ活動する妖怪なのよ〜」

「……」


ん、チルノがやけに大人しいな。どうしたんだ?


「…黄、ちょっと来て!」

「お、おぉ!?」

「私も〜…」

「レティはそのままそこで待っててー!」

「あら〜、私に内緒の話なのね…」





「黄、お願いがあるんだ!レティを…冬だけじゃなくて、春とか夏とかでも居られるようにしてほしいんだ!」

「…ああ、やっぱりそういうお願いだったか。…んー…」


…これは勝手にやってはいけないような気がするな。幻想郷でのバランスが崩れかねない。

レティさんが何もしていなくても放つ冷気は相当なものだ。…おそらく本人も分かっていて、冬の終わりにどこかに行ってしまうのだろう。…どこかの洞窟あたりにでも篭ってるのかな。


「…まず、レティさん本人に聞いてからかな。チルノ、少し時間をくれるか?」

「やってくれるのか!?」

「…ちょっと、いろいろ話を聞かなきゃならんからな。待っててくれるか?」

「…うん!」


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