表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方黄明譚  作者: k.Yakumo
26章 その希望はどこにあるか
279/319

心綺楼:浮舟に絶叫

霊夢は空中に浮かぶ船へと向かったらしいので、追いかける事にした。…んー、なんだか布都ちゃんと同じような感じになってるな。…まぁ、私の場合は異変の度にそうなるのだけれど。

ちなみに、変身には結構エネルギーを使っちゃうのでもう一度女性になって、異変が終わるまではそのまま過ごす事にした。…飛ぶのも楽なんだよね、この姿だと。


「ん、よっと」

「…えっ、誰?」


船の上に降り立つと、ナズーリンが驚いていた。…やっぱりそうなるよね。


「ふふ、八雲黄だよ」

「…えぇー…?君は女装趣味でもあったのかい?」

「待って、違うから…」


とりあえず変身の説明をすると、ナズーリンは…やっぱり微妙な反応を示した。


「…うーん、だからと言って変身する必要あるのかい?そこまでして弾幕で勝負をしたかったのか君は」

「…割と、いい機会かもしれないからね。ちゃんと実力を示すのには」

「…ん、そうかい」

「…うぐぐ、負けた…」


声のする方を見ると、一輪さんが雲山の手のひらに座ってしょんぼりしていた。


「こういう戦いであれば勝てると思ったんだけど…」

「まあまあ、とりあえず…」

「私が治療してあげる。…よっと」


風の力を込めた杖を創り出し、一輪さんの頭の上で振る。


「…おぉ、身体が軽く…すごいね」

「ふふー…」

「ところで、誰?」

「…うーん、移動中はやっぱり男の状態で移動しないとダメかなぁ。でも疲れるし…でも説明するのも面倒だからなぁ…」

「え、えーと…?」

「魔理沙が居てくれたら説明…いや、無理かな。恥ずかしがって絶対してくれないや」

「…一輪、彼女は八雲黄だよ」

「え、えええっ!?」


空飛ぶ船の上で、一輪さんの絶叫が響いた。





「…ふーん、それでそんな姿に…」

「はい、お茶だよ」

「ありがとうナズーリン。…水筒持ってた方がいいかな。説明の度に喉乾いちゃう」

「それが賢明だよ」

「…それで、腕試しだったわね。…私ももっと実力をつけたいし…模擬戦ってことでいいかしら」

「一輪さんは疲れてません?」

「さっきあなたが治してくれたから平気よ。さ、やりましょう」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ