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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
23章 日常にもお仕事は潜む
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紅魔館:その後の彼女達と、報酬について

後日、紅魔館に寄ってみると…フロア長三人組が出迎えてくれた。


「黄さん…!あの…」

「…迷惑をかけて、すみませんでした」

「いやいや、気にしてないよ。…ちゃんと仲良くしてる?」

「…うん。紫陽花は、相変わらず失敗ばかりだけど…」

「…ご、ごめんなさい」

「…でも、ちゃんと私達がフォローしてるから大丈夫」

「ふふ、そっか」


どうやら助け合ってやっているようだ、良かった良かった。


「…あの、ところで…今日はクーちゃんはいないんですか?」

「ん?今日はチルノ達と遊ぶって言ってたな。湖の向こう側あたりにいるんじゃないか?」

「本当ですか?…後で、皆でお菓子持っていってあげよっか」

「おー、いいね!」

「…ちゃんと、メイド長に言ってからね」

「分かってるよー」


紫陽花は、もふもふカウンセリングがたいそう気に入った、というか…クーと友人関係になっていたようだ。…赤月と雪青もそのうち友達になるだろうな。


「じゃ、すぐにメイド長の所に行こっか!」

「…うん」

「じゃ、またね黄さん!」


フロア長三人組は、向こうへ走っていった。


「…ほほほ、良かったですな」

「そうだな。メラン、必要ないかもしれないけど引き続きお願いね」

「畏まりましたぞ」


…さてと、帰ってからのクーの話が楽しみだな。





「…で、報酬としてもらったものを紫様が着てくれない件なんだけど」

「…なんでメイド服なんか着なきゃいけないのよ!」

「いいじゃないですか、減るものじゃないんですから」


報酬として、紫様、藍様、橙のメイド服を受け取っていたのだが、紫様だけが着てくれない。

ちなみにクーの分と僕の執事服は仕事の衣装として既にもらっていたりする。


「藍様と橙はすぐ着てくれたのに…」

「藍のあれは橙がお揃いって言ったからでしょうに…」


まったくもってその通りではあるのだが…すごい目の保養になった。


「ロングスカートタイプなんですから、大丈夫ですって」

「でも恥ずかしいものは恥ずかしいのよ」

「…強情だなぁ、本当は着たかったと思ったのになぁ…」

「……」

「…着てくれないなら返してこようかな…」

「えっ」

「もったいないけど…返しに行ってきますね」

「…っ、ま、待ちなさい!…一回、だけよ?」

「…あ、ありがとうございます!」


…ふふふ、うまくいったかな。



その後、メイド服を着た紫様は天使かと思って、思わず抱きついたら頭に鉄球を落とされてそのまま気絶し…紫様を抱きしめたままにしてしまい、紫様は赤面しっぱなしで固まっている所を藍様が発見するまで声もあげられなかったらしい。…可愛すぎる。

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