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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
22章 異変の裏にてアフターケア(星蓮船編)
257/319

星蓮船:封印を解く時

○船上空


甲板に、僕と一輪さん、村沙で出てきた時には、既に霊夢と…誰かの決着が付いていた。


「…ふむ、既に霊夢が勝った後だったか」

「あら、黄…来てたの?それとも船に乗り込んでたの?」

「紫様に頼まれて霊夢が倒した妖怪のアフターケアだ。…ここに倒れてるのは今倒した所か」

「うん、そうだけど…どうやら誰かを復活させるらしいわよ?」

「…聖が、復活さえすれば…」

「ご主人、しっかり…!」


ボロボロになった、虎っぽい女性を、鼠の妖怪だろうか…支えようとしている。手にしている宝塔だろうか…強烈な力を封じ込めてあるな。あれを使って復活させるのか。


「ほら、私が持ってたこれを使って復活させてみなさいな。倒すから」

「大口を叩けるのも今だけ…っ、う…」

「ほら、やってみなさいよ」

「…これでは、足りない…!」


霊夢が渡したのは謎物体だった。…あれも必要だったのか。


「えー…黄、持ってない?」

「持ってるよ。船の中に漂ってるのも回収しといたし…これで足りますか?」

「…ありがとう、ええと…」

「八雲黄、幻想郷の管理者の従者だ」

「…虎丸星だ、この恩は忘れないよ…」


星さんは、すぐに集中し始める。邪魔をしてはいけないだろうな。

眺めていると、自然と隣に鼠の妖怪が立っている。


「…ナズーリンだ、よろしく」

「うん、よろしく。…復活する彼女の思想は、なかなか難しいんじゃないかな?」

「…ん、知っているの?」

「ちょっと過去を調べたんでね。詳しい能力はこれが終わった後にでも誰かに聞いてくれ」

「…分かったよ」


そのまま眺めていると、結界のようなものが破れていく。

中から、女性が千年前と、変わらない姿で出てきた。


「ああ、法の世界に光が満ちる…」


さあ、霊夢。異変の仕上げ、きっちり頼むよ。

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