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帰宅、ゆったりとした時間
屋敷に戻ってきた。
…ん、藍さんと橙の気配が無いな。
「ん、藍は結界の点検に行ったみたいね。橙は…マヨヒガか」
紫さんが小さくスキマを開けて二人の所在を確認しているようだ。
「さてと…じゃあゆっくりしましょうか。貴方も慣れない事続きで疲れたでしょう?」
「ありがとうございます。…優しいんですね」
「そうかしら?私は…貴方を監視しているような感じなのだけれど」
「でも、こうして保護してくれているのは…素直に嬉しいですよ」
紫さんが淹れてくれた緑茶に口を付ける。
ほんのりと広がる風味は、とても心が安らぐものだ。
「…ふふ、そう思ってくれているのならいいわ。…んー、私も少し疲れちゃったわね…」
腕をぐるぐると回している。…そういえば、藍さんが紫さんの肩揉みをしているのを見た事があるな、やってみようか。
紫さんの後ろに座る。
「あら、どうしたの?」
「藍さんの真似でもしてみようかと」
「…ふふ、じゃあお願いしようかしら」
ゆっくりと、力を込めて肩を揉む。
紫さんは、たぶん上機嫌なのだろう。微笑みながら、ゆったりとしていた。
なんとなく、ほっこりした雰囲気を続けたい。
けれど、たまには弾幕勝負も入れていかないといけませんね。




