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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
20章 山の住人との交友関係
218/319

発明に必要なのは…

結論から言うと…見事に骨抜きにされた。マッサージチェア、強い。


「…体の力があんなに抜けるとは思わなかった…」

「何回も失敗を繰り返した後の完成品だからねー、その分効果はすごいよー」


気持ち良さの余韻で動きたくないと訴える身体を起こし、皆が座っている方に座り直す。


「それにしても…いろいろ転がってるな。…それぞれパーツがいろいろ足りてないようにも見えるが」

「あはは…いろいろ同時進行しちゃってて足りなくなっちゃうんだよねー…また調達に行かなきゃなぁ」


ちょくちょく、素材となる鉄の製品を拾いににとりは仲間を連れて無縁塚に行くらしい。


「危険じゃないのか?」

「ふふふ、私だってある程度は戦えるし…あのカバンがあれば飛んで逃げられるからねー」


机に置かれた背負うタイプの鞄。あれの中から鉄製の回転する羽根(プロペラ、というらしい)が出てきて飛べるんだとか。


「ふふふ、河童の技術ならいろんな物を作れるんだよ!…材料さえあればね」

「ふむ、慢性的に材料不足なのか」

「そうなんだよねー…うーん。そろそろ仲間が材料を持って帰ってくる頃だと思うけど」


そう言った瞬間、鉄がガチャガチャと落ちる音が背後から聞こえた。


「に、にとりが男連れ込んでるー!」

「ひゅい!?そ、そんなんじゃないよー!」


…うーむ、誤解を解くのにどのくらいかかるだろうか。

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