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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
20章 山の住人との交友関係
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変形から固定

まず、棒アイスサイズから大きくして…太刀へと変形させる。


「へー…すごい滑らかに変形するんだね…魔力で変形させてるの?」

「うーん…魔力を使うような感じでは無いんだよね。身体の一部みたいになってるというか」


話しながら、今度は籠手へと変形させる。更に、鍵爪を伸ばす。続いてバックラーから、大盾へと。


「…うーん…私も武器を参考に作ってみようと思ったけど難しいなぁ…」

「まぁ、いろんな法則を無視して変形してるしなぁ」

「んー…大砲とかってできる?」

「うん、出来るよ。…こんな感じかな」


横に構える形にして、砲身を工房の天井へと向ける。サンライトバスターを効率良く発射するために開発した変形だ。前は狙いが大雑把でも別に良かったのだが…もっと正確に狙いをつけるにはこの形状の方がいいからね。


「…ちょっとそのままにしといて!」


にとりはいきなり紙と鉛筆を取り出して、何か書き始めた。


「え、ちょ、何してるの?」

「形だけでも捉えておけば再現できるかなって思って!動かないでね!」

「…上手」

「にとり、そんな才能あったんだ…」

「設計図とか書かなきゃいけないからねー」

「って僕のことそのまま書いてるの!?」


写真より何故か恥ずかしさが増すんだけど…うーん…





数十分後、僕はまだ同じポーズのまま立たされていた。


「…にとりー、そろそろこの体勢保つの辛いんだけど…」

「もう少しだからー」

「…むぐぐ」


椛とクーは二人で何か食べている。…遠目から見ると本当に姉妹みたいだなぁ。


「…おいしい」

「ふふ…」

「ふー…できたよー」

「やっとかー…うぐぐ」

「こんな感じなんだけど…」


見せてもらうと…確かに上手だった。すごいな。


「…まぁ、苦労したかいはあったかな…あいたたた」

「あはは、ごめんね。お詫びに…これに座ってよ」


そこに置いてあったのは、ソファーだったのだが…なんか機械の腕が生えてる。


「私が作ったマッサージチェアだよー。ささ、座って」

「ちょっ、まっ…」

「…主様、それ…気持ちいいよ」

「既に体験者いたんか…ならいいかな…」


ここは大人しく座っておこう。…疲れが取れるといいんだけど。

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