表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方黄明譚  作者: k.Yakumo
19章 迷宮とともに歩む者達
212/319

元の世界の末路

「おかえりなさい、黄。…顔色が悪いわね」

「…紫様、話が…」

「ま、座りなさい。…少し落ち着いて」

「…はい」


紫様に促され、座る。…窓に映った僕の顔は確かに普段の状態とは異なって、辛そうだった。こんな顔してたのか…


「…何があったの?」

「氷の精霊を見つけたんですけど…その時に戻った記憶の事で…」

「…!どんな記憶だった…かは、その顔を見ればすぐ分かるわね…」

「…おそらく、僕の居た世界を探し出して繋ぐ事は、幻想郷のみならず外界にまで影響を及ぼすと思います」

「…どういう事?まさか私のスキマを通ってこちら側に流れ込んでくるってことかしら」

「その通りです。戻った記憶の中に居た瘴気の獣の数は尋常じゃなく…生きている物を全て喰らおうとしていました」

「…分かったわ。探す事は継続しておくけど…」

「それと、もう一つ。この腕輪の事です。記憶の中で…微かに聞こえたのですが、腕輪にはなんらかの秘密が隠されていて、精霊を全て集める事で何かが起こるらしいんです」

「…だったら、幻想郷内で最後の精霊を探すのを優先した方が良さそうね」

「はい…あ、そうだ」


ポケットに入っていた精霊玉が冷たさを増す。…早く出してやらないとな。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ