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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
3章 能力鑑定士、博麗の巫女
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異質の再確認

「まぁ、まだ完全に能力が目覚めたわけではなさそうだし…能力の名前は付けられないわね」

「ん、能力に名前付けたりとかあるんだ」

「霊夢の場合は主に空を飛ぶ程度の能力、私は境界を操る程度の能力よ。スキマは能力の一部」


手を突き出し、スキマ空間を覗かせてくる。

…目玉はどうにかならなかったのかなぁ。


「ちなみに幻想郷内での能力持ちは大抵二つ名もあるのよ」

「例えば?」

「私は楽園の巫女とか…紫は確か、神隠しの主犯とか…割と困ったちゃんとか」


…割と困ったちゃんはお似合いな気がする。僕が屋敷に連れ込まれた時の藍さんは「あぁ、またか…」って表情を浮かべていたように思える。


「その二つ名はやめなさいって…」

「だっていきなりお茶菓子取ったりするじゃない。困るのよ」


ああ、霊夢にとっても困ったちゃんなのか…。


「とりあえず、今日の所は能力については不明。…何か体やその力に変化が起きた時、もう一度調べるわね」

「ありがとうございます」

「いいのよ、お賽銭を…って、あんた確か一文無しに記憶喪失だったわね」


…あれ、霊夢に僕の事教えてあったっけ?


「なんで知ってるんです?」

「紫に前から聞かせてもらってたからね、変なのが来たって。見た目は…まぁ普通だけど、私達みたいなのから見たら相当に変なのよね…」

「それは…内包している力ですか?」

「ええ。霊力、妖力、魔力、或いは信仰の力とも異なる…初めて見るエネルギーだから」


…そこまで変なのか。どうにかして自分で確かめる術は無いものだろうか。

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