表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方黄明譚  作者: k.Yakumo
3章 能力鑑定士、博麗の巫女
20/319

能力不明

「ま、すぐに終わるからじっとしてなさい」


額に手のひらを当ててくる。

ほんのりと暖かい。


「……」

「……」


霊夢さんは、目を瞑り…手に力が込められるのを感じた。


「…何、これ?…どういう事?」

「霊夢、どうだった?」


手のひらが離される。

霊夢さんは怪訝そうにこちらを眺めていた。


「あの、霊夢さん、」

「さん付けはいらないわ。…紫、これ…どうしたの?」

「少し前に、妖怪の山で拾ったのよ。…不思議でしょ、いろいろと?」

「…確かにね。単刀直入に言うわ。能力の底が見えない。なかなか無いパターンね」

「…えーと、つまり…」

「能力の名前の付けようが無いのよ、今は具体的に何かができるって訳でもなさそうだし」

「ああ、説明が足りなかったわね、連れてきたのはね…」


紫さんが、霊夢さん…っと、さん付けはいらないのか。霊夢に昨日の修行の事から今朝までの出来事を掻い摘んで話した。


「…なるほどね、傷の回復が異常に早い…あと、違和感は私達が今まで感じてきた力と違うからね。…傷の治りについては、能力の一端で間違いなさそうだけれど」

「理由は?」

「勘よ」


紫さんは妙に納得しているが、勘って…。


「霊夢の勘なら、間違いは殆ど無いわ」


どうやら相当に鋭いみたいだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ