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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
18章 ゆったりと過ごす幻想の一時
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いざ、外界へと

そして翌日。

紫様のスキマを通り抜けると…洋風な部屋に出た。


「外界にある『外界での私』の家よ。…こちらで過ごす間は人間として過ごしているからね」

「そうなんですか?」

「その方が都合がいいのよ、移動も能力を使うと…いろいろとね」

「なるほど…」


…能力があるのを知られてしまうとまずいんだったか。幻想は幻想として存在していないと…幻想郷の存在意義が危うくなると聞いた気がする。


「さ、その格好だと目立つから、こちらでの服に着替えましょう。黄の服は…あの部屋のタンスに入れてあるわ」

「…そういえば、こちらでは僕の扱いはどんな感じになるんでしょうかね」

「んー…そうねぇ。私が経営する会社の社員、といった所ね」

「そうですか…って、会社の経営?」

「小さな会社の女社長、といった肩書きになっているわ」

「へー…」

「さ、さっさと選んで出かけましょ。…覗かないでね」

「恐れ多くてできる訳無いじゃないですか…」

「…ふふ」


紫様は部屋の中に入っていった。僕もさっさと服を選ぼう。




「んー…無難に落ち着いてるわね」

「色が多いのはなんとなく目立つような気がしたので」

「ま、いいけどね」

「…紫様も似合っていますよ」

「あら、ありがとう」


お世辞ではなく綺麗だった。普段の服とは違うだけなのに…なぜかドキドキする。


「顔が赤いわよ?」

「昨日の紫様ほどではないです」

「…もう!」


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