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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
3章 能力鑑定士、博麗の巫女
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回復力、人よりもずっと

目が覚めた。身体を起こしてみる。

…包帯ぐるぐる巻きなこと以外には違和感は…ん?

ズタボロにされたはずなのに、痛みが無いぞ?


「おはよう、もう起きていたか」

「おはようございます、藍さん」

「さてと…包帯を取り替えるから、脱いでくれるか?」

「はーい…」


言われるがまま、寝間着を脱いで下着一枚のみの姿に。

いや、今は包帯も身につけてるか。


「こまめに包帯は変えないと、かえって危ないからな」

「そうですね」

「…?どういうことだ…!?」


包帯を外した藍さんが、驚いている。

…かく言う自分も、驚いていたが、同時に「なるほど」と思っていた。


傷が、一つとして残っていなかったからだ。



藍さんは、使用した薬の確認を行っている。

どうも、幻想郷にはどんな傷や病気でも治療してしまう薬を作る人が居るようで、昨晩使った薬がその人が製作したものかどうかを見ているらしい。

紫さんが、僕の隣に座って傷一つ無い腕を見つめている。


「完全に治ってるわね。…不思議だわ」

「紫様は、何も干渉していないんですか?」

「ええ。…弾幕勝負で負けるということは、このくらいの痛みを伴うと覚えておいてほしかったからね」

「…ううむ、薬も普通のものしか使っていないし…」

「…コウの何かしらの能力が目覚めた、と考えた方がいいかしらね」


能力、か。確かに便利だが…地味じゃないかなぁ。もっと記憶を取り戻すのに役立つのが良かったけれど。

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