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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
17章 残り三つ
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光精霊同調・収束突破

「こういう時に限って出てくるんだから…!」

「な、なんなのじゃあれは!嫌な予感しかせんぞ!」


瘴気は徐々に姿を変え、海に住むと言われる軟体動物のような姿を取り始めていた。

その足を、ビタンビタンと結界に叩きつけている。


「ぐっ…!?結界を破るつもりか!だが…師匠が残したこの結界、破らせる訳にはいかない…!」


虚空さんが手をかざすと、その手から力が放出されて結界を修復していく。だが…破壊の力が強いようですぐに壊され始める。


「僕が行きます、虚空さん!」

「…わかった、頼む!」

「はい!…ここは短期決戦で行くしかないな…精霊同調・光!」

『はい、マスター。やりましょう!』


僕の体が光に包まれ、背中から三対の羽根が出る。体は白の鎧に包まれ、手には刀身の分厚い片手剣と、紋章の刻まれた盾が握られていた。


「ビヤンコ、最初から全力で行くよ!」

『はい!』


…精霊同調時でも、ある程度他の属性魔法も使える。

空間魔法と風魔法を併用、呼吸のできる状態で瘴気の獣の前へと姿を見せる。


「行くぞ…はぁぁぁぁっ!!」


光魔法の強さは、他の属性よりも力を収束させやすいことにある。

火だったり、風だったりは標的の位置が遠いほど威力が減衰するが、光はどんな距離であっても一定の威力を保つ。


…では、その威力を…全て、一点に集中させたらどうなるか。それが、光精霊同調の真髄だった。


『「終突・破刃!!」』


体ごと、一本の矢になったつもりで、一気に敵めがけて剣を突き出しながら水の中を駆ける。


…さぞかし、結界の中から見たならば、一筋の光が瘴気の獣を貫いたように見えただろう。




近いうちに虚空さんの方も更新したいところ。どういう話になるかはなんとなく決まっていたりする、あとは肉付けだ。

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