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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
17章 残り三つ
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回復と不意打ち

「…うー、苦い…」

「まぁ、基本的に薬草メインだから…我慢しなさい」


うーむ、どれだけ味を変えた所で苦味は消えないような気がする。大人しく我慢して飲もう。


「…うえー…」

「主様、大丈夫?」

「ん、もふもふさせてくれたら耐えられそう…」

「…えへへ、いいよ」


クーの耳を触りつつ…一気に飲み干す。

…うええ、やっぱ苦い。


「吐いたら効果が無いからね」

「…うぅ」




…やっと落ち着いた。それと同時に身体の力が戻ったような気がする。


「効果が出てきたみたいです」

「ん、そう。…まだ改良しないとダメね。時間がかかりすぎてる」

「…味も改良してくれると嬉しいんですけど」

「…そうね、考えておくわ。はい、口直しの飴」


…ん、美味しい。



「もう一個あります?」

「いいけど…まだ食べてるじゃない」

「クーにやってください。…視線が」


尻尾をぱたぱたと振りながら、上目遣いでこちらを見ている。…これやられるとなぁ。藍様の気持ちが良く分かる。


「ん、いいわよ。はい」

「…ありがとう」


クーの顔がほころんでいる。…ふふ。


「良かったね、クー」

「うん。…パチュリーお姉ちゃん、ありがと」

「おっ…!?ど、どういたしまして」


…この不意打ちもあるからな。紫様も藍様もやられた所を先日目撃したばかりだ。


「…恐ろしいわね、この子」

「ですよね」

「…?」


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