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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
17章 残り三つ
168/319

装着完了

「なるほどね…僕と同じような原因だな」

「霖之助さんも本を読んでて目を?」

「ああ。店を構えている場所が場所だから薄暗くてね…ほぼ一日中本を読んでいるうちに視力が落ちたんだ」

「…主様も、霖之助さんも…ダメだよ…?」

「うん、気をつけるよ」

「はは、君の式は手厳しいな」


眼鏡の完成を待つ間、霖之助さんと他愛もない話をして過ごしていた。


「…しかし、こんな所で噂の人と会えるとはね。眼鏡が壊れたのも良かったのかもしれないな」

「お待たせ、黄さん…っと、霖之助さん来てたのかい」

「ええ。眼鏡のネジが取れて壊れてしまって」

「あー…わかりました。少し待っててくださいね。…では、これを」


レンズが嵌められ、完成した眼鏡をかけてみる。…おお!


「こうやってかけてみると、全然景色が違いますね…」

「横が締め付けられたりとかはないですか?」

「大丈夫です。…うん、いいですね…」

「気に入ってもらえたようで何よりだよ」

「ええと、代金は…」

「レンズとフレーム込みで…これくらいだね」

「分かりました」


代金を支払うと、紙袋を渡された。


「眼鏡を入れるケースと、拭き掃除の布が入っているものだよ」

「ありがとうございます」

「黄君、もし暇な時間が出来たら僕の店に来てくれないか?…君の記憶を取り戻す何かがもしかしたらあるかもしれないから」

「…わかりました、では」


眼鏡屋を後にして、紙袋は空間魔法で先に僕の部屋へ送った。

…さて、もう一度紅魔館に行こうかな。

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