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東方黄明譚  作者: k.Yakumo
16章 地の底、旧地獄にて
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癒しの抱き枕

数分と経たないうちに、藍様が僕の所に来た。紫さまは僕の居た世界を探している最中のようだ。


「大丈夫か?」

「はい…心配かけてすいません」


こういう時のために、精霊には紫様や藍様にすぐに知らせるように伝えてあるので、すぐに駆けつけてくれる。


「しかし、今回は…瘴気の獣とも戦っていないのに、どうして…」

「…紫様が一緒の時に話します」

「…そうか」


ちなみに、僕はまだ布団の中だ。…頭がズキズキと痛んでいる。


「まだ顔色が悪いな…よっと…」

「…ん、いいんですか?」

「黄の顔色が悪いと紫様まで青ざめてしまうからな」


藍様は尻尾の一つを布団に突っ込み…僕はそれを抱き枕にする。よくクーや橙がやっている。


「…うーん、やっぱり手触りいいしあったかいし…」

「これで顔色が良くなるならやすいものさ。紫様がオロオロするのは見たくないからな…」

「…ごめんなさい」

「黄が謝る事ではないよ…」

「…ふむ、『こうしていると私も何故か落ち着く』ですか」

「…っ、いつの間に」

「あ、さとりさん…」


さとりさんはコップと、おそらく水の入った容器を持ってきた。


「うなされている間、沢山汗をかいていたので…喉が渇いているかと思いまして」

「…ん、思いまして?…読めないのか?」

「彼に関しては全く読めないですね…すこし困りました」


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